カイルの新しい日々は、順調とは言えなかった。カイルは眠る事が出来なかったのだ。常に知識を求めているカイルは、夜眠る事が出来ずに、冷蔵庫の中身を勝手に食べて散らかしたり、テレビに映し出されたカンフー映画を真似して暴れたり。家にいると迷惑をかけると考えたカイルは、外に出て夜中の街を歩いてみる。星を見ると落ち着くと、隣に住む女の子から聞き、カイルは星を眺める。そんなカイルの行動をジョシュは、宇宙人だから宇宙から迎えがそのうち来るとからかう。
カイルを病院に連れて行ったニコールは、カイルがすさまじい脳の動きをしている事を知る。病院から処方箋をもらったニコールは、その晩、夫のステファンとともに、交代でカイルを夜通し見張る事にする。しかし、カイルは眠らず、ステファンは大切な会議があるのに寝過ごしてしまう。この事で、カイルを追い出すと息巻くステファンとニコールの夫婦げんかを聞いたカイルは家出してしまう。カイルは記憶がなく、唯一知っている場所と言えば、記憶が始まった森だと思ったニコールたちは、森にカイルを迎えに行く。家族が星から迎えに来るかもしれないと思っていたというカイルは、ニコールたちを見て安心し、初めて眠気を感じる。カイルはバスルームで見つけたラジオの音を子守歌に、バスタブで眠る。カイルは初めて眠ったのだった。
一体、カイルは何者なんだろう。ニコールがいうように、16才の新生児を育てるのは、想像を絶する大変な事らしい。普通新生児は泣くだけだけど、カイルは動き回るし、よく食べるし。とにかく数字に強いからジョシュのように、カイルを宇宙人だと思うのは普通かも。星をながめて、ボクの家族が迎えに来るかも・・・なんて森の中で一人で待つカイルに涙。それよりも、あんなにカイルを追い出そうとしていたステファンが、「ちゃんと家族が迎えにきたよ」と言ってカイルを迎えた事に感動してしまいました。こういう正しいアメリカ父ちゃんは、「大草原の小さな家」のインガルス氏のようで愛情に溢れ、本当にツボにはまってしまいます。毎回、この父ちゃん母ちゃんに泣かされるような気がします。きっとニコールたちは、カイルを手放さないだろうし、カイルから学ぶ事も多くあるだろうな。とにかく、カイルは癒しよりは問題を多く持ってくるけど、それでもあのかわいい屈託のない笑顔を見たら、許すしかないかも。カイルは学ぶ事が多いというけど、私も毎回、カイルから学んでいる気がします。当たり前の幸せを感じたり、とにかく、「感じる」という事を色々と教えられているもの。
この先、不思議なカイルが、研究者によって研究対象になるのは避けて欲しいな。ニコールたちの愛情に囲まれながら、正しく成長するカイルが見たいもの!!
【今日のカイルの特殊能力】
1.カンフー映画を見て、カンフーの動きと中国語を覚える。
2.かなりのスピードで走る事が出来る。
3.記憶したものを写真のように点で描く事が出来る。
4.ジクソーパズルをあっという間に完成出来る。
番外:ラジオのザーッという音で眠る事が出来る。バスタブが落ち着く。
(赤ちゃんが母体で聞いていたという音に似ているからかな)