![]() | 楊家将伝記(ようかしょうでんき) 兄弟たちの乱世 DVD-BOX1 (2011/02/25) ピーター・ホー、エディ・ポン 他 商品詳細を見る |
【第14話】
仇木易の心を開こうと七郎と楊夫人がお菓子と着るものをもってやってくる。しかし2人が帰った後、仇木易はそれらを投げ捨ててしまう。
翌日から本格的な訓練が始まる。六郎をリーダーとするグループと、仇木易をリーダーとするグループに分かれ、林の中の旗を取りに行くというもの。六郎が仲間と助け合ってミッションをクリアするのに対して、仇木易は仲間を踏み台にして自分だけが無傷で旗を取って帰ってくる。訓練から帰って来た七郎は仲間を見捨てた仇木易に激怒する。仇木易は勝敗がすべてだと言い放つ。家に帰った七郎はいまだに怒りが収まらず、楊業と楊夫人にぶちまける。六郎は仇木易の武芸の腕は認めたものの、協調性のなさは将軍には値しないと言う。楊業は六郎の成長に目を細める。七郎は楊夫人から、自分がどんなに幸せな環境で育ったのかを説かれ、寛容になって友人になろうと決意する。
藩豹は五石散という麻薬を服用していることが藩宰相にばれてしまい、1ヶ月以内に薬が抜けなかったら殺してやると叱咤される。困った藩豹は羅医師を訪ねて治療してほしいと懇願する。しかし五石散を抜くには自分の強い意志が必要だと言われた藩豹は自分で薬を断つと宣言して帰っていく。
七郎は再び仇木易を訪ねていく。七郎は楊夫人や楊業を使ってでも誘いに来ると脅かし、嫌がる仇木易を屋敷に呼ぶ事を承諾させる。仕方なく仇木易は楊家の屋敷にやってくる。七郎は兄たちを紹介するが仇木易の態度は硬いまま。しかも楊業には、息子たちを戦場に連れて行くという危険性をつき、行方不明の四郎の事まで持ち出して、息子達を激怒させる。
険悪なムードの中、仇木易はトイレに行くと言って席を立つ。苛立つ仇木易だったが、昔兄たちと遊んだ事をなどを思い出していた。かつての自分の部屋に向うとそこは昔のままだった。そして戦場で母親とはぐれたときに持っていた血まみれになった人形を見つける。そこに八妹がやってくる。八妹はこの部屋は兄弟たちも入れない部屋だと説明する。八妹はこの部屋で両親が泣いていることもあると語る。
仇木易の無礼のために家族はすっかり気落ちし、兄達は仇木易を嫌う。しかし楊業は彼が未熟なせいだと説く。そこへ八妹が仇木易を連れてやってくる。お菓子を進められるが、仇木易は心を開かず、お菓子を一つもらって帰っていく。楊業は何故あれほど仇木易の心がすさんでいるのか首をひねる。
翌日、楊業は新兵たちを集めて、やぐらから後ろ向きに落ち、仲間に受け止めてもらうという信頼関係について教える。六郎は言われた通り落ちて見せるが、仇木易は落ちる直前に体をひるがえし、自分の力で降り立つ。仇木易は自分の身を守れなければ戦場に出る刺客がないと言い放つ。楊業は仇木易を呼び出す。しかし仇木易は幼くして置き去りにされた四郎の例をとって、肉親すら助けてくれないものを人になんか任せられないから自分で守るだけだと言い放つ。楊業は言い返す言葉も出なかった。
【第15話】
家に帰った楊業は四郎の部屋で一人涙を流す。一人で何日も四郎を探して回った日々を思い出していた。自責の念にかられる楊業を楊夫人は立派な指揮官だったと言ってなぐさめる。
なんとかして太宗と楊家を切り離したい藩宰相は、竜袍を鞭打ったという唐の太宗の話を聞かせる講談師の所に太宗をお忍びで向わせ、こんなことが本当にあっては皇帝の立場がないと語り、太宗を不安に陥らせる。
薬の禁断症状にぼろぼろになった藩豹が羅医師に助けを求めてやってくる。必死な様子を見た羅医師は家族が心配する中、屋敷に藩豹を置き治療する事にする。
楊家軍では2人1組になって硫黄谷に行くという訓練が行われる。七郎は六郎と組まず、あえて仇木易と組む。途中、七郎は身を呈して仇木易を助けるが、仇木易は六郎を身代わりにして訓練をこなす。そんな態度に怒りを表す六郎に、仇木易は戦場で死んだ仲間を盾にして生き延びて何が悪いかと言い返す。自分の身を守れないものがどうやって国を守るんだと言い放つ仇木易に六郎も七郎も上官も何もいえなかった。
その夜、七郎は仇木易の言葉を思い返していた。七郎はもっと強くなり、欠点を認めて成長しようと心に決めていた。そんな決意を聞いた楊夫人は成長した七郎を頼もしく思う。七郎は楊夫人に仇木易が体調を崩していた事を相談する。
仇木易は体調が悪く一人で苦しんでいる所に七郎と楊夫人がやってくる。七郎は屋敷で面倒を見ると申し出る。どうしても屋敷に行くのを嫌がる仇木易を見た夫人は、自分と10本勝負をして、1本でも取られたら仇木易に屋敷にきて静養するようにと勝負を挑む。10本目、仇木易はとうとう槍を落としてしまう仇木易は仕方なく、約束通り7日間だけ屋敷に身を寄せる事にする。
八賢王は太宗に藩宰相の妹婿である県令が不正を行っていると報告する。八賢王はこの件には藩宰相にも責任があると進言する。その後、県令は逃げ出そうとした所を逮捕される。朝廷では、八賢王が藩宰相の責任を問い詰めていた。藩宰相は自分は不正を知らなかったと言い訳していた。太宗は宰相の今までの功績と反省を受け入れ、俸禄の減法を言い渡して宰相の罪を問わないことにする。しかしこの判断が気に入らない八賢王は、黄金鞭を取り出し、みんなの前で宰相を跪かせる。そして今後は自分が目を光らせると言い残して去っていく。楊業は恥をかかされた宰相が八賢王を恨むのではないかと心配する。
【第16話】
楊家の兄嫁たちはよってたかって仇木易の面倒を見るので、仇気易はうんざりしていた。そこへ羅医師が診察にやってくる。仇木易は羅医師の家で静養したかったと愚痴をこぼす。楊夫人は仇木易が苦い薬に顔をしかめるのを見て四郎を思い出し、四郎が薬を飲む時に食べていた果物の砂糖漬けを差し出す。四郎がいつ帰ってもいいように砂糖漬けを毎年作っているという楊夫人は語る。両親の話を聞こうとする楊夫人に対して仇木易は逆に四郎の事を追及しだす。夫人は自分で子どもの命を守れると思い、夫の助けになるために戦場に四郎を連れて行ったと話す。四郎をずっと探していると親子の絆について語る夫人に、仇木易は、今頃四郎は生きていても貧しく辛い日々を過ごし、楊家を恨んでいて報復しにくるのではないかと言って、夫人を悲しみの底に突き落とす。愛情深く接してくれる婦人を傷つけたと羅医師は仇木易を強く非難する。
楊夫人が悲しむのを見た七郎は激怒して仇木易の部屋にやってくる。仇木易は、七郎に無理矢理連れてこられたんだと屋敷から出て行く。門の前でためらう仇木易を見た羅医師はなぜいつもの態度と違って、楊家に憎しみを露にするのかと疑問を投げつける。羅医師は友達と思うのなら悩みを打ち明けて欲しいというが、仇木易は心を開かず、自分は人を憎んでも辛くはないと激怒する。そんな仇気易を見た羅医師は心を癒す必要があったら訪ねてきて欲しいという。
強がってみせた仇木易だったが、足は自然に羅医師の屋敷の前に向っていた。屋敷の中での騒ぎ声を聞いた仇木易は中に入って藩豹が暴れるのを止めに入る。羅医師は何も話したがらない仇木易に、本当は四郎本人なんだろうと真実をぶつける。羅医師は楊夫人を傷つけた言葉は四郎本人の心の叫びだと言う。仇木易は四郎である事を認め、自分の名前は「仇・楊」の意味だと語り、自分を育ててくれた師匠から宋が危険だと聞かされ、国を守るためと産んでくれた両親に恩返しをして完全な他人になるためにここに来たと語る。羅医師は、仇木易が愛情と憎しみを両方持ち悩んでいることを見抜き、せっかく再会出来たのに傷つけてはいけないと諭す。
翌日、楊夫人は部屋に戻っている仇木易を見つける。仇木易は、楊夫人が7日間面倒を見ると約束したから帰って来たと言う。楊夫人は、まるで四郎に責められているようで、かえって気持ちがすっきりしたと仇木易を受け入れる。そんな夫人の姿に仇木易は戸惑う。
ある日、八賢王が楊家の軍営に訪れる。視察に出ようとした時、霧の多い林の中で訓練兵に異変があったと聞かされ、2人は急いで馬を走らせる。林では何者かに襲われたと兵士たちが傷ついて戻ってきていた。その中で、楊軍にまぎれていた敵に八賢王と楊業は襲われてしまう。八賢王は矢で怪我をする。六郎と七郎は八賢王を守って帰り、楊業が覆面の敵を追いかけていく。ところが楊業は目くらましを受け、あやうく命を落としかけた時、木の上で様子を見ていた仇木易に助けられる。仇木易は、楊業を守って大怪我をしてしまう。
八賢王は傷が浅く、毒矢の影響は少なかったが、仇木易の傷はかなり深く、羅医師は応急手当をするがこのままだと命を落とす事になることがわかる。仇木易を助けるためには、危険なツボに鍼を刺さなければいけなかった。羅医師はここで身を明かすように仇木易を説得しようとするが、仇木易は絶対に話すなと言って気を失う。楊家の息子たちは冷血な仇木易が楊業を助けたことに疑問を感じていた。羅医師は、仇木易が四郎であることを楊業たちに告白し、危ない治療をするべきか指示を仰ぐ。武芸をすればすぐに毒が回るという説明を受けた六郎と七郎は武芸が出来なければ死んだも同然だと訴えるが、楊夫人は二度と四郎を失いたいくないと訴える。楊業は、危険が伴っても治療してほしいと苦渋の決断をする。
今回も見所満載の1本でした。
まず意外にも強かった藩宰相。息子よりもよっぽど強いのね。その息子は怪我から麻薬に手を出し、すでにぼろぼろ。でも自分で薬を断とうとがんばっている姿はなかなか男らしい。でもきっと元気になったら、こいつ、いやな部分出しまくるんだろうな。ホント、カッコいいのにもったいない人です。
仇木易…いや四郎さんのやさぐれ具合が更に加速しています。でも義理姉さんたちにはちゃんと紳士的だし、楊夫人に対しては愛情と憎しみが入り混じっている姿がすごく切ないし、愛らしいし、素敵。かわいい八妹には優しいまなざしで話しかける姿も素敵でした。またツボにはまってしまいました。おとなしい羅医師にずばり指摘されて、思いっきり動揺する姿はキュートそのものでした。しかも羅先生に「自分は単なる患者なの?」とごねるのもかわいらしいぞ!いいねぇ、苦悩する美男子って♪
でもそんな四郎さんに泣かされる楊パパと楊ママはかわいそうでした。四郎がいなくなってからずっと後悔の毎日だったのに。四郎にひどいことを言われていると思ったら、逆にすっきりしたという楊夫人の気持ちはよく分かりました。他人に言われたくない心の傷だもの。
羅先生の北斗神拳のような術が素敵。彼女の優しさはすごく危険な香りもするけど、やさぐれた四郎さんにはたまらない凛とした姿だろうな。あんなに大きくなっても親の承諾がほしいと勝手に四郎であることをばらしたのは意外だったけど。っていうか、こんなあっさり知ろうである事を知らせてよいのだろうか。もう少し、仇木易としてだだこねさせてあげたかったし、出来れば、楊夫人に息子である事を見破って欲しかったな。子どもの時とは確かに顔は随分かわっているし、まさか小憎らしい男になっているとは思わなかったんだろうけど、あの槍の技術とか見て見破って欲しかった。こうなったら、苦い薬は嫌いなの!というかわいい四郎さんに早く戻ってほしいものです。
あまりにピーターがかわいいので、五郎さんよりも若く感じてしまいます。五郎さんしっかりしてるし。兄弟との絆が戻る日は近いかな。他のドラマもたまっているのに、こちらの先が気になってしかたありません。




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