映画「ソフィーの復讐」(2008) 原題「非常完美」

ソフィーの復讐 [DVD]ソフィーの復讐 [DVD]
(2010/07/02)
チャン・ツィイー、ソ・ジソブ 他

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【ストーリー】 
 
 ソフィー(チャン・ツィイー)は漫画家。新作「ソフィーの復讐」のストーリー説明をテレビのトークショーですることになる。
 その内容は…
 
 ソフィーには恋人ジェフ(ソ・ジソプ)がいたが、今は人気セクシー女優のジョアンナ(ファン・ビンビン)に奪われて傷心の日々を送っていた。連絡の取れないソフィーを心配した親友2人がアパートの鍵を壊してやってくる。親友の1人ソフィーのマネージャーでもあるルーシー(ルビー・リン)は自由奔放な恋愛を楽しみ、一方リリー(ヤオ・チェン)はお金持ちと結婚して裕福な生活を送っていた。
 ソフィーとジェフの出会いは、ソフィーが盲腸で入院したとき、ジェフが担当医だった事がきっかけ。同じようにその後、入院してきたジョアンナとジェフが出会い、ソフィーは結婚式の招待状まで出したのに、あっさり捨てられてしまった。そのことをソフィーは母親に言い出せずにいた。2人の親友に励まされて、ソフィーはジェフ奪回作戦を練る。
 
○作戦その1「寛容な女になる」
 ソフィーは綺麗に着飾り、自分はすでにジェフの事は許していると伝えに行く。しかしその病院でソフィーは間者にぶつかったりと大騒ぎを起こし、ジェフに呆れられ、ジェフにキレまくって帰るはめになってしまう。作戦失敗!
 その後、ソフィーはハロウィーンパーティーにいやいや出席する。そこで病院のエレベーターの中で痴漢と間違えた台湾出身の写真家ゴードン(ピーター・ホー)に再会する。泥酔したソフィーをゴードンが救う。パーティーではジョアンナとジェフも出席していた。パーティー会場で、ジョアンナとゴードンの親密そうな写真をみたソフィーはジョアンナが振った台湾の写真家がゴードンだと思う。

○作戦その2「過去を利用せよ」
 ソフィーはラブラブだった頃の思い出がよみがえれば、ジェフは自分を恋しがるだろうと考え、ジェフの家に忍び込み、写真を本の間に入れまくり、手紙をソファーの中にしのばせる。そこへジェフとジョアンナが帰ってくる。ソフィーの姿を見たジェフは外出しようとジョアンナを誘うが、ジョアンナはソフィーとジェフの思い出の品を見つけ、激怒する。
 なんとかジェフのアパートの窓から逃げ出したソフィーのところにゴードンから連絡が入る。ソフィーはゴードンに2人を一緒に引き裂こうと計画を話まくる。ソフィーはゴードンを部屋に招き、手料理を振舞う。ゴードンはそこでソフィーが漫画家の「クロ」だと知る。ゴードンはソフィーとジェフは縁がなかったと思っていたが、ソフィーの次の計画に協力する事になる。

○作戦その3「外見を磨け!」
 2人は美容院に行き、ショッピングをし、ジェフとジョアンナを見返そうと変身を試みる。
 ショッピングの帰り、2人はペットショップに立ち寄る。ソフィーは一匹の子犬を気に入る。ゴードンは見たかったというジョアンナのホラー映画に嫌がるソフィーを誘う。その帰り、ソフィーはゴードンの部屋に招かれる。そこでソフィーはゴードンが撮った写真を見つける。そしてゴードンが3歳の時に両親を亡くし、妹のために家事をしていたと聞き、自分が3歳の時に父親が愛人と出て行ったという話をする。

○作戦その4「敵を知れ」
 ソフィーはジョアンナの通うジムに出かける。まんまとジョアンナと仲良しになったソフィーは自分をリューと偽り、一緒にロッククライミングの練習に向う。ジョアンナは初心者のソフィーに自分より高く上らないようにとアドバイスするが、必死に壁を登るうちソフィーは思わずジョアンナと競ってしまう。しかしソフィーの安全ベルトのロープがはずれ、ソフィーは床にたたきつけられる。病院に運ばれる時、ジョアンナは「ソフィー」と呼びかけ、今までだまされたふりをしていた事を告白する。ソフィーが骨折するように仕向けたのもジョアンナだった。
 骨折したソフィーの話を聞いたゴードンは怒ってジョアンナに抗議の電話を入れるが、ジョアンナに逆切れされて切られてしまう。責任を感じたゴードンはソフィーの看護をかってでる。
 退院してアパートに帰って来たソフィーの部屋でゴードンはあるイラストを見つける。それはソフィーが夢を見たという頭が箱型でその箱の中に思い出のメモを入れておけるという少年の絵だった。目をキラキラさせてストーリーを語るソフィーにゴードンはどんどん引き込まれる。最後に少年が記憶をなくし、自分も記憶をなくしたらこんなに辛くないのにと嘆くソフィーに、ゴードンは少年がその後少女と出会い恋に落ちるという続きを聞かせる。
 ゴードンはその後も甲斐甲斐しくソフィーの面倒を見続ける。
 一方、セクシー女優のジョアンナは次々とラブシーンをこなしているのを見たジェフは心が落ち着かない日々を送っていた。ある日、胃薬を飲もうと思ったジェフは、薬瓶の中に自分のために胃を悪くしないでというソフィーのメッセージを見つけ、思わず電話をかけてしまうがすぐに切る。ジェフが電話をかけてきた事が嬉しくて仕方ないソフィーを見たゴードンは、ジェフはソフィーに合わないと言い聞かせようとする。そこでゴードンはジェフを取り戻すのではなく、ジェフを振って後悔させるための復讐計画だったと知る。呆れたゴードンはソフィー医師の診察が必要だという。売り言葉に買い言葉で2人は口論となり、ゴードンは部屋を出て行く。
 その後、ゴードンがいないと何も出来ないソフィーがバスタブにはまって泣いているとゴードンがカメラを取りに帰ってくる。ソフィーは素直に謝り、最後にするからもう一つの計画だけ協力してほしいと頼む。

○作戦その5「イケメン誘惑作戦」
 ソフィーはリリーが連れてきた男にジョアンナを誘惑させるという作戦に出るが、ジョアンナは向かいのビルで見ているソフィーたちに向って、男を締め上げて、作戦は失敗。再びソフィーは部屋に引きこもる。
 数日後、ゴードンから留守電にメッセージが入る。
 ゴードンの部屋に行ったソフィーは、以前一緒に見た子犬が部屋にいるのに気づく。ゴードンがつけた名前はクロ。ソフィーのペンネームにもなったソフィーの愛犬の名前だった。ソフィーとゴードンが穏やかな楽しい時間を過ごす間、ジェフはジョアンナの嫉妬にうんざりした時間を過ごしていた。
 ある日、ソフィーはいつも協力してくれるゴードンにお礼がしたいと、ゴードンの撮りためたモノクロの人物写真で展示会をすることを提案する。
 そして写真展が開かれる。写真展は大成功だった。ソフィーはそこにジェフを呼んでいた。ソフィーはジェフにあてつけるためにゴードンにキスをする。これがソフィーの最後の「嫉妬作戦」だと知ったゴードンは自らソフィーにキスをする。ゴードンはあきれ果てたが、この作戦は大成功だった。衣装のまま会場に現れたジョアンナにジェフは別れを告げる。ゴードンはソフィーの手を引き、二階に上がる。そこでゴードンはソフィーへの想いを口にする。ゴードンは自分達こそ最高のカップルだといい、ソフィーの声で朝を迎えたいと告白する。しかし階下でジョアンナが暴れているのを見たゴードンはソフィーを置いてジョアンナのところに行ってしまう。がっかりしたソフィーは家に戻る。家の前では、ジェフが指輪を持って待ち構えていたが、ソフィーはそのまま家の中に入る。
 部屋に戻ったソフィーはゴードンの告白の言葉が頭の中をめぐっていた。ソフィーはゴードンに会うためにすぐに会場に戻るが、そこにいたのは着替えて子犬を抱くジョアンナだった。ジョアンナは自分がゴードンの妹で、ゴードンは自分のスパイだとソフィーに語る。ショックを受けたソフィーはゴードンの説明も聞く耳を持たず、傷心のままゴードンを振り切ってタクシーに乗って帰っていく。
 ソフィーはショックのあまり高熱を出し入院する。見舞いに来た母親は、傷つくことを恐れず悔いの無い恋愛をしなさいとソフィーの背中を押す。病院で花束を持ったジェフを軽くあしらい、ソフィーはゴードンに会いに行くが、ゴードンはすでに外国に旅立った後だった。片付けをしていたジョアンナは、ゴードンは本気だったと告げる。

 ソフィーのトークショーでの話は終わった。1人で片づけをして、テレビ局から出て行くソフィーに突然犬が襲い掛かる。転んだソフィーが目にしたのは、帰国したゴードンだった。



【感想】

 私のピーター・ホー祭りは今だ終わることを知らず…「泡沫の夏」が終わったという現実を受け入れたくなくて、違うドラマを続々と見ています。涙
 この映画、ソ・ジソプが主役かと思ったら、全然違うんですねぇ。私はピーター・ホー見たさに見たので大満足でしたが、ジソパーはちょっと不完全燃焼なんじゃないかな。吹替えになってるし。この映画にソ・ジソプが必要だった意味が良く分かりませんが、韓流ファンを捕まえたかったからかな。でもどちらかというと、ピーターの魅力満載の映画だったように思えます。贔屓目無しにしても。
 とにかくピーターは素敵でした。いつものようにへの字口からの満面の笑み、鍛え上げられた肉体と天性のスタイルの良さ、わんこやソフィーへの優しいまなざし、ちょっと三枚目の一面。どれをとっても素敵すぎてうっとりしていました。しかも今回の役は、料理上手で芸術的にも優れているというゴードン。ソ・ジソプは素敵だけど、浮気者で優柔不断なジェフよりはゴードンの方が圧倒的に魅力的でした。意味不明に、ピーターずるいぞ!って嫉妬しちゃうくらい?!どの作品を見ても、ピーターの魅力がもう画面から飛び出るくらいゴリゴリと押し出され、私に刺さります。こういう俳優さんがこんな近くにいたとは…ちょっと遅かったけど、出会えた事に感謝です。
 さて忘れては絶対ダメなヒロイン、ソフィー。彼女のくるくるとかわる表情がとても豊かでかわいいのです。今までチャン・ツィイーって美人だと思っていたけど、このドラマでは美しさは陰に隠れ、ひたすらキュートなので本当に驚きました。特に悪巧みしている顔は最高。漫画の話を楽しそうにする姿は、ゴードンじゃなくても好きになっちゃう。でもあんな素敵なゴードンの顔が近づいてきたら、顔を背けちゃもったいない!と思ったのは私だけじゃないはず♪ジェフはゴードンが言う通り、もっと情熱的な恋がしたかったのかも。突然恋に落ちやすい人みたいだし。ソフィーの芸術性を理解できるのはゴードンかもね。あの箱頭の少年の話に一緒に盛り上がるシーンは2人がとてもかわいいシーンでした。お似合いでした。 
 他にもうっとりとする素敵なソフィーとゴードンのシーンが満載でした。ゴードンの告白シーンは、もう素敵なんてもんじゃありませんでした。「朝目覚めたときから君の声を聴いていたい」なんて、キャーッ!なんて素敵な告白の言葉。そして最後にソフィーがゴードンに再会するシーン。どのくらいの時がたったのか分かりませんが、ここで本当のキスか!?という所で、ゴードンがソフィーのおでこにキスをするシーンはキュートでした。こういう演出が好きなのか分かりませんが、ピーターが相手のおでこにキスをするしぐさがとても好きです。背の高い男性じゃないと出来ない演出だもの。そしてすごく彼女を大切に思って、壊れそうなクリスタルを扱うように優しく彼女を包む愛情があふれる演出なので、大好きです。大人の恋愛であろうと、こんな純愛、たまりません♪
 テレビ局をあとにしようとするソフィーが、控え室で見つけたのは箱頭の少年の話の時に、ゴードンが鍵に見立てたガム。これって、ゴードンが置いたものなのかな。それとも偶然?この辺が分からなくて、最後のシーンは最初夢なのかと思いました。ソフィーはゴードンと離れても心は一緒だという事かと。それはちょっと深読みしすぎですね。素直に、ソフィーの成功を知ったゴードンが会いに来たと思う事にします。
 魅力満載のゴードンの妹、ジョアンナ。まさか妹とはね。似てないんだもの。両親を亡くして妹がかわいくて仕方ないんだなと想像できました。またファン・ビンビンってものすごく美人さん!化粧は濃いけど、薄くても絶対綺麗なはず。華やかで、ちょっと意地悪で、わがままで、セクシー。こんな人に男はころっといっちゃうのよね。ジェフの気持ちも良く分かります。
 いつもなら絶対に見ないジャンルの映画だけど、ピーターのお陰で素敵なラブストーリーを見る事が出来ました。漫画チックで普通ではありえない展開ばかりだけど、気楽に、ソフィーになりきって見れれば、最後にはうるっときます。そう、この映画を見るなら、ソフィーになりきることは必須です♪そしてすごく気に入ったのは、エンディングの曲。とても美しいメロディーとハーモニー。ソフィーとゴードンを思い浮かべてしまうような心地よい雰囲気がすごーく気に入りました。私は俳優さんで映画を見る帰来があるけど、それもいいかなと今回思いました。色々いい発見があった映画でした。
 

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

映画「ケース39〜招かれざる少女」(2009)

ケース39 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]ケース39 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
(2011/02/10)
レニー・ゼルウィガー、ジョデル・フェルランド 他

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【ストーリー】*全部ネタバレ
 ソーシャルワーカーのエミリー・ジェイキンス(Renée Zellweger)は、38件もの子どもの虐待に関する案件を抱えていた。そんなエミリーに39件目の調査依頼が舞い込む。もう手一杯だったエミリーだったが、このファイルを開けた途端、そこに写る少女に釘付けになる。少女は食欲もなく、学校では眠ってばかりいるという。すぐにエミリーは、この少女の家族とアポイントを取る。
 当日、エミリーがサリバン家に行くと、そこにはやつれたような母親のマーガレットがいかにも迷惑そうに現れる。今日が面会の日だと知ったマーガレットはエミリーを家に入れる。そこでエミリーは、娘のリリー(Jodelle Ferland)に会う。父親のエドワードも渋々現れたが、エミリーとは直接話さずマーガレットを通して会話する始末。この状況を見たエミリーは事務所での面会を要求する。
 事務所にやってきた3人は、エミリーが訪ねていった時とは見違えるようにきちんとした身なりで現れる。エミリーの同僚ウェインは問題なしと判断するが、エミリーは両親の目を盗んでリリーと話す。リリーは両親が自分を嫌っているとエミリーに言うが、両親の前では口をつぐんだままだった。
 リリーが気になったエミリーは翌日リリーの下校時を狙って会いに行き、自分の連絡先を渡す。その晩、リリーから助けを求める電話が入る。エミリーは知り合いの刑事マイクを呼び出し、リリーの家に向かう。そこではリリーの両親が、リリーをオーブンに入れて殺そうとしている最中だった。
 リリーは助け出され、精神を病んでいると判断された両親は病院に入れられる。リリーは児童施設に入れられる事になるが、リリーはエミリーと暮らす事を強く望む。リリーの必死な願いを聞き入れ、エミリーは周りが止めるのも聞かずに、保護者になる事を決め一緒に暮らす事になる。
 リリーは両親からの虐待の過去を消すためにエミリーのボーイフレンドで心理士のダグの元で集団セラピーを受ける。そこには以前エミリーが手がけた虐待を受けていたディエゴも来ていた。そのディエゴはある日、両親を殺してしまう。
 エミリーはディエゴの家にエミリーのうちから電話がかかっていたと聞かされる。しかしリリーはディエゴに電話などしてないと言う。エミリーは入院中のディエゴに会いに行く。ディエゴは電話のことを聞かれると錯乱し始める。落ち着いたディエゴはエミリーに、男から電話があったと言う。
 リリーはダグと1対1で面談を受ける。リリーはダグに淡々と歯向かう。ダグは面談後、エミリーに初めて子どもと話して恐怖を感じたと言い残して帰っていく。その夜、ダグは無言電話を受ける。その直後から耳に違和感を感じたダグが洗面所で見ると、体の中から蜂が出てきていた。ダグは無数の蜂に襲われ、正気を失い自らを傷つけてバスルームで死ぬ。リリーは面談のとき、ダグが怖いものは子どもの頃に刺された蜂だと聞いていた。
 エミリーはダグの死でますますリリーに対して疑問を持つようになり、リリーの両親の面談の様子を取り寄せる。マーガレットは自分達の兄弟たちも次々に命を落としたと語っていた。エミリーはエドワードと面会する。マーガレットは面会できるような状況ではなかった。エドワードは、リリーは自分の子ではなく、何かがとりついており、次々に命を奪われるだろうと予告する。エミリーはそれを聞き、益々リリーに恐怖を感じる。
 エミリーは里親をおりようとするが、認められない。エミリーはマイクに相談するが、相手にされなかった。エミリーはそれからリリーを遠ざけ始める。
 エミリーはリリーに何かあると感じ、エドワードたちのように自分の部屋に内側から鍵をかけリリーを遠ざける。ある日、リリーがセラピーで他の少女と話しているのを見たエミリーは危険を感じ、無理やりリリーを連れて帰る。その帰り、2人切りになったエレベーターで、リリーはセラピーを受けさせろと繰り返す。するとエレベーターは急に落下する。しかし壊れたわけではなく、すべて幻だった。その後もエミリーは幻を見るようになる。
 すっかり憔悴しきったエミリーはエドワードを訪ねる。エドワードはリリーはほとんど眠ることがないと話し、リリーと向き合うには死を恐れぬことだと忠告し、リリーを殺せと言う。
 リリーはエミリーが取り寄せたエドワード達の面接のビデオを見る。その日、マーガレットもエドワードも収容先で不審死を遂げる。
 エミリーはマイクに呼び出される。マイクはダグの家にエミリーの携帯から男の声で電話があったことを突き止めていた。エドワードの話を聞いたマイクも、エミリーがリリーを殺すのを手伝うと約束する。その夜、マイクは車に乗った時犬に襲われる幻を見て、首に飛び掛った犬を殺すために銃を撃ち自らの命を落とす。
 銃で自殺したというマイクの死がエミリーに知らされる。エミリーは居間でくつろぐリリーに出て行けと怒鳴りつける。その瞬間リリーの顔は変化し、声も低くなる。恐怖を感じたエミリーは部屋に閉じこもる。しかし恐ろしい力でドアは開けられ、エミリーは観念する。
 その晩、エミリーはリリーに睡眠薬を入れた飲み物を与え、リリーが寝たのを見計らい家に火をつけて出て行く。しかしリリーは家の外にいた。エミリーは意を決してリリーを車に乗せ、猛スピードで車を走らせる。エミリーの母親はスピードの出しすぎで命を落としていた。エミリーはその間、自分の子どもの頃の幻影を見続けていた。エミリーはこれは幻だと自分に言い聞かせる。そしてもう自分は怖くないと言い聞かせたエミリーはリリーもろとも車で海に突っ込む。水中に沈む車の中でエミリーはリリーとの死闘を演じる。そしてエミリーは命からがら岸に戻り生還する。

【感想】
 リリーを見た瞬間、愛らしくて「エスター」を思い出したのが失敗。リリーの両親ではなく、リリーに問題があるってすぐに分かってしまい、その分面白さが半減しました。でもリリーって何者?「チャイルドプレイ」のように悪いヤツが取り付いている美少女?生まれもっての悪魔?最後まで答えはわからないまま、何故人を襲い続けるのか分からないまま終了しました。理由が分からないのって怖い。だって、対処の仕方が無いわけだから。
 エミリーは本当にいい人で、リリーの言うとおり軽薄かもしれないけどダグだってイイ人だった。マイクもそう。きっとエドワードもマーガレットもイイ人だったに違いない。なんでいい人ばかり狙うのか。不思議な悪魔リリーです。愛情が欲しかった訳でもないし、うーん、やっぱり考えても何でなんだか意味が分かりません。一番怖いものによって死んでいくと言うのが心底怖かったです。マイクは犬恐怖症だったのか。
 美少女ほど怖いものがないという気がしてきました。リリー演じるJodelle Ferlandは黒髪の美少女。本当にあんな愛らしい子が助けを求めていたら、誰でも助けちゃうだろうなっていう感じです。どうしても「エスター」と比べたくなっちゃうけど、エスターよりもリリーの方が儚げで守ってあげたくなるような雰囲気です。これってリリーの思う壺なんだけど。
 あんなに有名なのに、レニー・ゼルウィガーの作品を見るのはたぶんこれが初めて(多分)。いつもまぶしそうな表情で優しそうで、この役にぴったりでした。最後の水のシーンは大変だっただろうなぁ。すごく息が続くエミリーだからリリーに勝てたけど…でも、あれで本当にリリーが死んだかというととてもそうとは思えないです。ホラーサスペンスって、パート2が作れそうな雰囲気で終わるのってお約束なのかしら。どうもあのままではすっきりしないなぁ。
 「エスター」ほどの驚きはなかったけど、エスターより非現実的で怖い内容でした。夜見なくて正解だったかな。

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

映画「殺人犯」(2009) (まるごとネタバレ!!)

殺人犯 [DVD]殺人犯 [DVD]
(2010/10/22)
アーロン・クォック、チャン・チュンニン 他

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【ストーリー】
 刑事のレン・クォン(アーロン・クォック)は、意識不明の状態でアパートの廊下で見つかる。その階下には、先輩刑事タイが背中をドリルで開けられて落下させられ殺されていた。2人は同じようにドリルで体中に穴を開けられて殺された殺人事件を追っていた。そしてこの事件はすべてクォンの家の近くで起こっていた。その上、クォンはどの日もオフでアリバイがしっかりしていなかった。不自然な形で発見されたクォンは、マスコミからも同僚たちからも疑われてしまう。しかしクォンはそこで何があったのか、何をされたのか全く覚えていなかった。
 退院してきたクォンは、この件で昇級が延期されたことを知る。
 クォンは親友で同僚のクァイと、タイが発見されたアパートに向かう。そこで2人は黄色のドリルを見つける。
 家に戻ったクォンは、養子のチャイチャイの人形がドリルで穴だらけになっているのを見て不審に思う。チャイチャイはパパがやったと答える。そこでクォンは黄色のドリルに見覚えがあることを思い出し、すぐに倉庫を確認する。倉庫には自分のドリルが消えており、そこには血で染まった手形が壁に残されていた。クォンはすぐに壁を塗りしょうこを消す。クォンは誰かにはめられていると感じる。
 過去にクォンがヤクの売人を追いかけている間に息子は池に落ちてなくなっていた。クォンは再び家族に危害が及ぶことを心配していた。
 その後、第4の殺人が起こる。今度の被害者は女性で、またクォンの家の近くで起こっていた。被害者女性も体中にドリルで穴を開けられ、数日間監禁されていたようだった。
 クォンの妹マンがアメリカから離婚を機に帰国する。
 その後、クォンは医師から血液中からプロプラノールが発見されたと聞かされる。この薬は降圧剤だが、副作用が強く記憶障害などが出ることから普通は使われないという。しかもこれがクォンにはかなり長い間使われていたという結果が出ていた。
 捜査は進み、被害者に開けられた穴をつなぐとウサギの形になることが分かる。クォンもその図柄は、昔息子が書いた絵と同じだと感づいていた。焦るクォンは一人で第4の犠牲者が監禁された場所に向かう。そこにクォンを見張るように言われていたクァイがやってくる。外でクォンは、ある男を見て追いかけるが逃げられてしまう。クァイはその姿を見ていなかった。クォンはクァイを家に誘う。そこでマンが持ってきた子どもの頃の写真を見て、クォンは凍りつく。その写真に載っていたのは、被害者たちだったのだ。クァイは、チャイチャイが持ってきた絵を見て驚愕する。その絵こそ犯人がつけたウサギの図柄だったのだ。クァイは早々にクォンの家を後にする。
 クァイは被害者の遺留品から被害者がクォンの幼馴染だと知る。クァイはクォンを呼び出す。クォンは分かっていることをクァイに話すが、クァイは信じようとしない。1週間待って欲しいというクォンの願いを聞き入れないクァイともみ合ううちに、クァイは足を滑らせ崖下に落ちてしまう。その晩、クァイが遺体で見つかったと連絡が入る。
 クォンの妻ヘイオイもクォンの不審な動きと悩み続ける姿を心配し、妊娠していることを告げられずにいた。クォンはヘイオイの目も気にしながら、一人で犯人を追うことを決める。クォンはクァイがなくなった海岸で、再びホームレスのような不審な男を見つけ追いかける。男が逃げ込んだ先はチャイチャイの学校だった。男はチャイチャイを誘拐しようとしていた。しかしクォンに見つかり逃げさる。家族が危険にさらされていると感じたクォンは家族を家に閉じ込める。
 
 『ここから激しくネタバレします…』 

 クォンは、家の中で亡くなった幼馴染と撮った写真が壁に貼り付けられているのを見て、ある子どもを思い出す。それはクォンの異母兄弟と名乗った少年だった。自分よりも小さい少年の言葉に怒ったクォンは、幼馴染と一緒にこの少年をリンチにかけた。記憶が戻ったクォンの前にはチャイチャイがいた。チャイチャイは恐ろしいことを口にする。
 チャイチャイはこの少年で、不老の病気を患っており、30年前と全く見た目が変わっていなかった。クォンの父親に追い出された少年は母親とひどい生活を強いられ、クォン一家をうらんでいた。母親がなくなり、少年はあちこちの家の養子となったが、その間、その家の子どもをブローカーに売り渡すなどのひどい事件を繰り返していた。これらの犯罪を担ったのは、病院で出会ったチャイチャイと反対に老化していく病気の男で、すばやい動きが彼の持ち味だった。クォンの家に養子に入ったのもクォンへの復讐を果たすためだった。クォンと血のつながりのあるチャイチャイは、クォンの息子によく似ていたのだった。チャイチャイは養子先で手に入れた薬を少しずつクォンに飲ませていた。タイは、自分が1年経っても成長しない事に気づいたから、呼び出して殺したという。チャイチャイはクォンは殺さず、自分のように病院に入れて苦しめてやると口にする。怒ったクォンがチャイチャイを抱き上げ、家の階下に落とそうとしたところをヘイオンとマンが見つけ、止めに入る。
 クォンは一連の事件で警察に拘留されてしまう。しかし証拠不十分でクォンは釈放される。迎えにきたヘイオンと一緒に食事をしたクォンは、ヘイオンから妊娠していると告げられる。クォンはヘイオンに自分を信じるようにと訴え、間違ってもチャイチャイを検査してはいけないと言う。
 翌日、クォンはチャイチャイを無理やり海に連れ出す。海の真ん中の浮島までやってきたチャイチャイは今までのように怖がることもなく、冷たくクォンは自分の妻も守る事が出来ないと言い放つ。その言葉でクォンはヘイオンの身が危ないことに気づき、家に戻るがヘイオンはすでに殺されていた。クォンはヘイオンが、病院でチャイチャイの検査の予約を取っていたことを知り、自分を責める。クォンは外にいたホームレスのような男を見つけ、格闘の上、彼が持っていたドリルで殺す。すっかり正気を失ったクォンは逃げるチャイチャイを追い詰める。しかしそこには警察も追いかけてきていた。クォンはチャイチャイの息の根を止める前に警察に撃たれてしまう。
 一命を取り留めたクォンは精神病院に閉じ込められしまう。クォンの上司は、その頃、クォンの子ども時代の写真にチャイチャイが写っているのに気づく。クォンは自分の腕に「ここから出て復讐すると」刻み耐えていた。


【感想】
 香港映画を見るのは本当に久しぶり。そしてアーロン・クォックを見るのも本当に久しぶり。その昔、香港に遊びに行ったとき、アーロン・クォックは本当にカワイ子ちゃんでひらひらのブラウス着て歌を歌っていました。これでどのくらい昔の事かファンの方にはお分かりでしょう。当時、彼を見てもいや〜かわいい人だなと思うだけでしたが、この映画で見せた男っぽさや狂気に満ちた表情は、もう「素敵!」意外の何者でもありませんでした。本当にカッコいいの!狂気が素敵というのも変な話ですが、この鬼気迫った演技は、素晴らしかったです。
 素晴らしいといえば、チャイチャイ。あの子は本当に子ども?アーロンの顔は本当に怖かったので、よく泣かないなぁとか、あんなに引きずられて痛かっただろうなとか、海に投げ込まれたり、急におっさんのような表情をしたり、とにかくすごかった。チャイチャイの不気味さが、この映画を更に面白くしていました。ただ、後味は悪かったけど。この怖すぎる2人と対照的な美しすぎるヘイオイ。本当に綺麗な女優さんでした。最後はかわいそうだった。でも本当の事を知り、おっさんなチャイチャイと添い寝していたことを知るのも酷です。
 ストーリーは、「エスター」みたいな感じ。エスターも実はオバハンな少女の狂気。ただ、エスターは成敗されたけど、チャイチャイはまだ子どもぶって、この先も悪事を重ねていくでしょう。きっとクォンの上司も見つけられないだろうし。クォンの復讐を見たい気もします。チャイチャイが苦労したとしても、あれはひどすぎ。養子先の子どもを売り飛ばすとか、エスター以上に悪!
 この実は子どもじゃなかったというオチって結構使えるかも。この映画はちゃんと理由があって、ストーリーがあったからいいけど、単なるホラーとしてもチャッキーのように確立できそう。かなり怖いと思うけど。
 この映画を見たのは本当に偶然でした。題名だけ録画したら、香港映画でちょっとどうしようかと思ったけど、見てよかった。そしてすてきな大人の男性になったアーロンを再発見できて幸せでした。ちょっと背は低めだけど、本当に完璧な見た目♪これからアーロンの映画でも探しまくろうかしら。
 怖くて、後味が悪いけど、なかなか面白い映画でした♪

テーマ : WOWOW/スカパーで観た映画の感想
ジャンル : 映画

映画「ラストサマー」(1997) 原題「I know what you did last summer」

ラストサマー [DVD]ラストサマー [DVD]
(2002/04/19)
ジェニファー・ラブ・ヒューイット、サラ・ミシェル・ゲラー 他

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【ストーリー】※完全ネタバレ


 独立記念祭の夜、ヘレン(Sarah Michelle Gellar)は独立際の女王の座に輝く。ヘレンを囲み、友人であるジュリー(Jennifer Love Hewitt)とヘレンの恋人のバリー(Ryan Phillippe)、ジュリーの恋人のレイ(Freddie Prinze Jr.)の4人で夜の海辺に繰り出す。4人は高校を卒業するとそれぞれ違う道に進むことになっていた。その帰り道、大騒ぎするバリーに気を取られたレイは何かを車でひいてしまう。4人が見に行くと、そこには顔のつぶれた男性の遺体があった。事故だから警察に行こうというジュリーに、バリーは自分の車だし酒を飲んでいたから運転していたと思われるとパニックになる。ジュリーは最後まで反対するが、バリーはこの遺体を海に捨てて証拠を洗い流そうと提案する。レイは身寄りがなく、弁護士に払うお金もないとジュリーを説得する。そこへジュリーに思いを寄せているマックスが通りかかるが、その場をなんとかやり過ごす。マックスが去った後、4人は遺体を海に捨てる。
 1年後、ジュリーはボストンの大学に通っていたが、帰郷することになる。家に帰ったジュリーに「去年の夏何をしたか知っている」というメッセージが送られてきていた。それを見たジュリーは驚いてすぐにヘレンに会いに行く。ヘレンはNYで女優になるはずだったが、うまくいかなくて故郷に戻ってきていた。ジュリーはヘレンに手紙を見せる。2人はすぐにバリーの元に行く。バリーは相手にしようともしなかったが、ジュリーはあの事件から2週間後あやまって海に落ちたという男性の記事が新聞に載っていたと語る。ジュリーはレイとは別れていてあっていないと話す。バリーは見ていたとしたらマックスじゃないかと考える。3人は漁港で働くマックスに会いに行く。バリーはマックスを魚を吊るす鍵爪をちらつかせ、嫌がらせを続けるのなら殺してやると脅す。その帰りに3人はレイと再会する。レイも漁師になっていた。
 バリーはジムでシャワーを浴びていると人の気配を感じる。バリーは車のキーを盗まれていた。バリーが外に出るとバリーは何者かが乗った自分の車でひかれてしまう。バリーが見た男はスリッカーコートを着ており、顔は隠していて鍵爪をちらつかせていたというがバリーを殺すことはなかった。翌日、事故のことを聞いたジュリー達はその話を聞いて犯人探しをしようという事になる。レイはマックスが怪しいと思っていたが、ジュリーはレイと行動する事を拒み、新聞に出ていた死亡者を調べることにする。ジュリー達が海に捨てた男には腕にスーザンの文字があり、この新聞に載った男性は恋人スーザンを自分の運転事故でなくしたデビッドという男性の家族が怪しいと考え、ヘレンと一緒にデビッドの家に向かう。そこで彼女たちを出迎えたのはデビッドの姉ミッシーだった。ジュリー達はミッシーの話を聞き、逃げるように帰っていく。
 次の日の朝、ヘレンは頭に女王の冠をのせられ、髪をばさばさに切られた状態で目覚める。起き上がったヘレンは鏡に「もうすぐ」と書かれているのを見てパニックを起こし、ジュリーに連絡する。ジュリーもすぐに車でヘレンの家に向かおうとするが、後部座席にあった麦藁帽子を見ていやな予感を感じ、トランクを開けて見ると、そこにはカニにまみれたマックスの死体があった。驚いたジュリーはヘレンとラリーを呼んで戻ってくるとそこには何もなかった。そこにレイがやってくる。バリーはレイがこのいたずらの犯人だと思い込む。ジュリーはミッシーに会いにきたというデビッドの同級生が怪しいとみんなに話す。
 再び独立記念祭の日がやってくる。ヘレンはパレードで街を回りながら、あちこちでスリッカーコートの男を見かけ不安を覚える。
 ジュリーはヘレンの姉がデビッドと同級生だと聞き、当時のアルバムを持ってミッシーに会いに行く。ジュリーはそこでデビッドが自殺だったと聞かされる。ミッシーはジュリーの家に来たのと同じ紙を見せてこれが遺書だと言う。ジュリーはこれは脅迫状だとミッシーに説明するが、怒ったミッシーに追い出されてしまう。デビッドに他トゥーがないのを知り、ジュリーは犯人がデビッドの家族ではないと知る。
 祭りのミスコンの最中に、ヘレンは2階で見ていたバリーがコートの男に殺されるのを見かける。大騒ぎしたヘレンだったが、2階にはそんな形跡が残っていなかった。取り乱すヘレンを心配した保安官がヘレンを家に送る途中、工事中だったことで遠回りした際に車の故障で困っている車を発見するが、そこで保安官はヘレンの目の前で殺されてしまう。ヘレンは急いで逃げて、姉の店に逃げ込む。しかしその後、姉も殺されているのを見たヘレンは再び外に逃げ出すが、路地裏で犯人に殺されてしまう。その悲鳴はパレードの騒音でかき消されてしまう。
 ジュリーはレイに会いに行く。ジュリーはデビッドはスーザンの父親のベンジャミンに殺されたんだと訴える。レイはバリーを一緒に探そうと言う。その時ジュリーはレイの船がビリー・ブルーと書いてあるのを目にする。その名前はミッシーに会いに言ったというデビッドの同級生の名前だった。ジュリーはレイが犯人だと思い、その場から逃げ出す。そして追いかけてくるレイから守ってくれた男の船に乗るが、その男こそベンジャミンだった。彼はまだ生きていたのだった。船の中でジュリーは必死に逃げ回る。そこへ気を失っていたレイが他の船で追いつき、ベンジャミンと格闘の後ベンジャミンは海の中に消えていった。そこには彼の切り取られた手首だけが残っていた。

【感想】
 7月の初旬、テレ東さんで「ラストサマー」三部作の放送がありました。録画だけしてすっかり忘れていたので、やっとアップすることにしました。というのも、何度かこれを見ているのですが、毎回内容を忘れちゃうので、覚書って事で・汗
 若すぎてだれだか分からないほどのジェニファー・ラブ・ヒューイットにびっくり。今ではずいぶんやせこけて、めちゃくちゃ濃いメイクになっちゃったなぁ。この頃イケメン度合いが抜群だったフレディ・プリンゼ・ジュニアも今ではすっかりオヤジになっちゃいました。でもこのレイはカッコ良いなぁ。最初あたふたせずに善の道を歩めばジュリーとも別れずにすんだのに。
 いつまでもバフィーなサラ・ミッシェル・ゲラーも懐かしい。彼女は本当に怖い思いをたくさんしてかわいそうでした。いずれマックスやヘレン、バリーの遺体は見つかるのでしょうか。
 結構酷評されているこの映画ですが、私は結構好きです。ちゃんとその町に鍵爪を持った脱走犯がいたという噂もあり、恋人を追って自殺したと思われた男性は実は殺されていたとか、ちゃんと伏線が張られていて良く出来ていると思うんですが、唯一気になるとしたら、このベンジャミンという人は人間なの?というところでしょうか。あまりにうまく事が運ぶのと、あれだけのことをされても死なない事を考えるとジェイソンやらフレディのような存在だとはっきりするのが「ラストサマー2」なんだけど、1ではまだ生身の人間ってことになっているのかな。ちょっと無理があるかも。特にカニが一気に消えるのは無理だよなぁ。汗
 一応3までしっかり録画してあるので、これからちょこちょこ見ていこうと思っています。
 

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

映画「ホースメン」

ホースメン [DVD]ホースメン [DVD]
(2010/02/05)
デニス・クエイド、チャン・ツィイー 他

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【ストーリー】
 ある池のほとりで東西南北の木にかかれた「来たれ、見よ」という赤い文字とともに、その真ん中には人間の歯が入ったケースが置かれているのが見つかる。早速刑事のブレスリン(Dennis Quaid)が呼ばれる。ブレスリンは歯科法医学が専門で、その歯だけでだいたい32歳くらいの男性だと被害者を予測する。
 その後、真っ赤に塗られた部屋で、体を吊るされた女性の遺体がみつかる。そこにも「来たれ、見よ」という文字が壁に書かれていた。遺体の発見者は被害者の養女のクリスティン(チャン・ツィイー)。憔悴しきったクリスティンにブレスリンは自分の名刺を差し出す。
 被害者は生きたまま吊るされ、肺と気管支を刺されたために自らの血でおぼれるような状態で亡くなったということがわかる。そして彼女は妊娠しており、胎児が抜き取られていた。
 この猟奇的な事件は終わる事なく、次に黒い部屋から吊るされた男が見つかる。最初に見つかった歯は彼のものだった。その部屋には縛られて瀕死状態の女性も閉じ込められていた。この被害者は小学校の教師で、瀕死の女性と不倫関係にあったのではないかと元夫が疑っていた事が分かる。元夫のギャリソンも被害者の一人だと推測される。
 ブレスリンの同僚スティングレイ(Clifton Collins Jr.)が、この吊り具の出所を調べてくる。そしてオンラインショップで全部で同じような器具が4つ作成依頼が来ていた事がわかる。
 ブレスリンは妻をガンで亡くしており、2人の息子アレックス(Lou Taylor Pucci)とショーン(Liam James )との関係もギクシャクしていた。家にまで仕事を持ち込み頭を抱えているブレスリンの隣で、ショーンが「来たれ、見よ」の意味を何気なくブレスリンに聞いた事で、この言葉が聖書の「黙示録」を模倣していると分かる。
 ブレスリンは刑事たちを集めて、この事件のプロファイリングを披露する。犯人は「黙示録」に出てくる4人の騎士を模倣していて、その証拠に1人目の被害者は「赤い馬」から剣を与えられ…と書かれているように首から剣のペンダントをしており赤い部屋で殺され、2人目は「黒い馬」から天秤を与えられ…と書かれているように天秤をかたどったペンダントをして黒い部屋で殺されていた。4人の犯人は4人の犠牲者を出すと予測される。そんな中、行方不明だったギャリソンがモーテルで殺されているのが見つかる。彼も同じように肺から気管支に向かって一つきされていた。
 ブレスリンは仕事に集中しすぎて、アレックスの高校の面談に遅れる。そこでアレックスが出来はいいが、学校を休みがちだと聞かされる。反省したブレスリンは翌日は一緒に学校に行こうというが、突然クリスティンに呼ばれアレックスとの約束を破ってクリスティンに会いに行く。クリスティンは自分が養女に迎えられすぐに長女が生まれつらい思いをしたとブレスリンに訴える。涙をながしてブレスリンの胸で泣いたクリスティンは、突如ブレスリンにビニール袋に入った胎児を見せる。
 クリスティンは義母殺しをあっさり認めるが仲間については何も語らない。クリスティンの部屋は真っ赤で、クローゼットから義母を拷問しているDVDと、聖書にはさまれた義父からの虐待の証拠写真が見つかる。
 ブレスリンの所にクリスティンの義母が飲まされたパソコンのメモリーチップが届く。それを解析して、犯人のアジトと思われる建物に乗り込むが、犯人に目前で逃げられ、部屋のパソコンに仕掛けられた爆薬で証拠品が燃やされてしまう。しかしその中で唯一使えるハードドライブが見つかる。
 ある強盗の前科がある男が胸を一つきされて倒れているのが発見される。男は自分を刺した少年の顔を覚えており、その似顔絵から、ゲイである事で実の兄タイラー(Eric Balfour)に責め立てられているコーリーだと判明する。コーリーはタイラーをカフェに呼び出し睡眠薬を入れて拉致していた。翌日、タイラーが発見される。タイラーは吊られていたが、死んだのはコーリーで自分で心臓に穴をあけて兄の目の前で死んでいた。
 ブレスリンはクリスティンに犯人について取調べをする。クリスティンは「白い馬の騎士」は利口過ぎて見つからないし、反対に捕まるだろうと言ってはぐらかす。
 ブレスリンはコーリーもクリスティンも同じセラピストのところに通っていることを突き止める。
《ここから最後のネタバレをします。文字を反転させてお読みください♪》
 ★
 ブレスリンはこのことであることに気づく。クリスティンは自分のことを知っているような口ぶりだった。最初に被害者の歯を見つけさせたのは、自分を捜査におびき出すことが目的だと感じる。そして急いでスティングレイに家の様子を見に行かせ、自分はショーンの学校を見に行くが、その途中でスティングレイから電話が入り、彼が何者かに襲われたのを電話口で聞き、あわてて自宅に戻る。そして家の中を捜索していると、アレックスの部屋が真っ白である事を知る。そして壁に書かれた「来たれ、見よ」の文字。同じように壁にはブレスリンの妻との思い出がある「メトロポリタン劇場」の写真は貼られていた。すぐにブレスリンは劇場に向かう。そこで何者かに麻酔薬をうたれ意識を失う。彼が目覚めた時、頭上には吊るされたアレックスがいた。アレックスは同じように親から見捨てられた仲間にメッセージを送るためにビデオをセットしており、この事件は虐待され、見捨てられた子供たちからの警鐘だとブレスリンに訴える。ブレスリンはもう一度父親としての指名を果たすためのチャンスがほしいと訴えるがアレックスの意思は強かった。ブレスリンは自分をつないでいた手錠をむりやり椅子からちぎると、そばにあった銃でアレックスの鎖を撃つ。アレックスはブレスリンの腕に抱かれ…(最後、アレックスがどうなったのかは見る側に委ねられました) ★

【感想】
 宗教の話が関わるとほんとに難しくてエピガイが大変。なのでまたもこんな風にただだらだらと書き綴ってしまいました。とても不気味で「面白い」というよりどうなるんだろうという興味がわくような映画でした。「セブン」に似ている感じで、やはり後味が悪いものでした。少しずつ分からないところもあるので、あと何回か見るべきなのかもしれないけど、ちょっと数回見るにはきついかな。殺され方もかなりきついし。ただ言えることは、この映画は単なるシリアルキラーの事件ではないという事。この事件の裏に、とても深い社会問題が隠されているということ。だから、思わず引き込まれて見ていったのかも。
 さて、恥ずかしいことに、デニス・クエイドの名前は知っていてもどんな人かは知らず、最初はへえ〜この人が!と思ってみていました。これぞまさに「苦みばしった」という表情のブレスリンの地道な捜査と頭を抱えながらも強靭な集中力で事件解決に向かいます。シリアルキラーであるクリスティンはブレスリンをどう思っただろう。どうもあの手の仕事に熱心な人は家族からは受け入れられないというか、敬遠されるもので、ブレスリンも息子たちに対して本当に困惑しているというのがよく分かりました。愛しているけど、うまくその愛情を伝えられず、仕事に逃げているという感じ。亡くなった奥さんは理解者だったと思いたいです。
 この映画には「24」などの出演でおなじみのEric Balfourも出ていました。顔長いけど、ホントかっこいいの!今回はかなり痛い目にあって、その痛みをわすれるほどの衝撃を弟から与えられていたようでした。コーリーは何か医療の勉強でもしていたんでしょうか。
 息子のアレックスもとても美麗な少年。最初女の子かと思ってしまいました。彼の目が忘れられません。同じようにアレックスの弟もすごく綺麗な少年で、美形兄弟なのでした。ブレスリンがすごく男っぽいのととても対照的に見えました。
 
 ここからは事件の真相に関わるのでまた反転させて読んでいただけると幸いです。

 最初からアレックスの物分りの良さが良すぎるのがずっと気になっていました。あの年頃で学校にも行かなくなっている男の子が、お父さんが何か言うと素直に納得したり、お父さんの申し出に小さい子供のように喜んだり、なんか不思議な子だなぁと思っていました。ずっとお父さんにSOSを出していたんだと思うと心が痛みます。お母さんが亡くなってから一度も部屋を訪ねてこない父。弟の手前、声にならない声で助けを求めていたんでしょう。それがあんな結果に。最後に「お前は誰も殺してないよな」というブレスリンの呼びかけは、この親子が全く理解しあえていなかったと思えるようなとんちんかんな印象を受けました。最後はうやむやに終わらせていたけど、ブレスリンがショーンの問いかけに答えたように「アレックスは大丈夫だ」と信じたいです。
 クリスティンは義母を殺し、義父を逮捕させた。コーリーは自分を殺した。アレックスも。この違いは何だろう。クリスティンが本当にみんなを操っていたのかしら。彼らの関係に違和感を感じました。4人の騎士の話をちゃんと理解できればすっきりするんだろうな。神父さんもそういっていたし。
  ★

 正直言って後味は悪いけど、ネタバレしたらちっとも面白くない映画になっちゃうので、今回久しぶりにネタバレせずに書いて見ました。
 無理やり少女のようにふるまっているようにしか見えないチャン・ツィイーに違和感を感じながらも、彼女はやっぱり男性を魅了する儚さと強さの両面がある不思議な人なんだなぁと感じました。欧米の人にはツィイーも子供に見えちゃうのかな。彼女の演技に惑わされてイラつかされ、私自身もかき回されました。彼女がいなかったら、この映画はぜんぜん雰囲気が違ったでしょう。必要不可欠だったけど、クリスティンは最後まで謎の女性のままでした。見終わったときはクリスティンの事を忘れるほどだったけど、今こうしていると彼女って本当はどういう人だったのかと妙に気になります。

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

映画「ゆりかごを揺らす手」(1992) 原題「The hand that rocks the cradle」

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(2004/04/23)
アナベラ・シオラ、レベッカ・デ・モーネイ 他

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【ストーリー】
 クレア・バーテル(Annabella Sciorra)は、夫マイケル(Matt McCoy)と娘エマ(Madeline Zima)と幸せに暮らす妊娠中の主婦。家には知的障害者のソロモン(Ernie Hudson)が庭師として手伝いにきていた。ソロモンは派遣された協会から、赤ちゃんには触れてはいけないという約束事があった。ある日、クレアは、今まで見てもらっていた産婦人科医が引退したことで新しい病院の医師の検診を受ける。このモット医師が素手で触診した事などを不快に思ったクレアは、マイケルの勧めで、モット医師をセクハラで訴えることに決める。その他にも訴える人が出たためにこの事はニュースになるほどの大きな事件となり、モット医師は自殺してしまう。彼には妊娠中の妻がいた。モット夫人(Rebecca De Mornay)は、弁護士から総資産を取り上げられることなどの説明の後、流産してしまう。
 6ヵ月後、クレアは無事に息子ジョンを産み、平穏に暮らしていた。クレアは自分の家に温室を建てようと計画していた。マイケルはベビーシッターを雇うべきだと勧める。そんな話をしていた朝、クレアはエマを幼稚園に送り出す時、上着を忘れていた事に気付き、エマの乗ったバスを追いかける。止まらないバスに諦めようとしたとき、ある女性がバスを止めてくれる。彼女はベビーシッター仲間から、クレアの家でシッターを探しているという話を聞いたと話す。クレアはこの親切そうな女性を家に入れる。彼女はペイトン・フレンダーズと名乗り、夫を亡くし、そのショックで流産して子どもを産めない体になったんだと語る。彼女はまぎれもなく、モット夫人だった。
 クレアを始め家族たちはペイトンを気に入り、早速住み込みでジョンの世話をする事になる。
 ペイトンはすぐに家族になじむ。ある晩、夫婦の古くからの友人マーリーン(Julianne Moore)とマーティーと一緒にクレアとマイケルはディナーに出かける。その時、クレアはペイトンにマイケルのプレゼントだと嬉しそうに赤いドレスを見せる。ペイトンは分からないようにわざとドレスにしみをつける。夫婦が出かけた後、ペイトンはエマからマーリーンがマイケルの昔の彼女だったことや、エマには意地悪を言う男の子がいるという話を聞く。
 翌日、ペイトンはエマに意地悪する子の腕をねじ上げ、意地悪しないと約束させる。そしてエマとはこのことを秘密にする。
 クレアはこの頃から、ジョンがおっぱいを飲まないことを心配していた。
 ある日、夫から大切な企画書をクレアが預かったのを見たペイトンはクレアに見つからないように破り捨ててしまう。郵便局に行った時に企画書がないのを気付いたクレアは喘息の発作を起こす。ペイトンは彼女に喘息の持病があることを知る。
 ペイトンはジョンの仕事場に出かけていき、クレアの誕生日パーティーをしたいと申し出る。マイケルは喜んでその計画にのることにする。その日の午後、ソロモンはペイトンがジョンにおっぱいを飲ませているのを見てしまう。ソロモンが帰ろうとすると、マイケルに呼ばれる。恐る恐る近寄ると、そこには新しい自転車が用意されていた。ソロモンは夫妻とエマに感謝する。ペイトンはクレアにソロモンがエマへの接し方がおかしいと告げ口する。気になったクレアはエマに聞いてみるが、エマは口を閉ざしたままだった。
 翌日ペイトンはクレアにジョンのインターフォンの電池がほしいと頼む。クレアが何でも入っているソロモンの道具箱を探すと、そこにはエマの下着が入っていた。クレアはソロモンを罵りエマを連れて家に入ってしまう。ソロモンはクビになる。
 ペイトンはクレアがマイケルに不信感を抱くように仕向けていく。サプライズパーティーを口実にマイケルをマーリンに会わせ、何も知らないクレアにマイケルの帰りが遅いことを強調する。そしてマーリーンのバッグから盗み出したライターをマイケルのコートのポケットに入れておく。クリーニング店でライターを見せられたクレアはショックを受ける。家に戻ってきたクレアはひどく取り乱し、マイケルにマーリンと寝ていたのかと怒鳴りつける。しかしその隣室にはパーティーで呼ばれた人たちが待ち構えていた。
 この事で、クレアはマーリーンとの関係も気まずくなり、クレアはどんどん追い込まれていった。クレアはマイケルにペイトンが来てからおかしくなったから、家族だけで過ごしたいと訴える。ペイトンが悪いとは思わないがクレアはとにかく家族だけになりたがっていた。その話を聞いていたペイトンは、その晩、庭に作った温室の屋根に細工をする。
 マーリーンは新聞記事でモット医師の葬儀にペイトンの姿を見つけ、慌ててクレアの家に向かう。その頃、クレアは植物園に出かけており留守だったが、マーリーンは家の中に入ってクレアを探す。ペイトンはクレアは庭の温室にいるが、私のことは言わないでくれと懇願する。それを聞くや否やマーリーンは温室に向かう。扉をあけると、いきなり天井のガラス窓が急にしまり。その勢いでガラスが降ってきてマーリーンは亡くなってしまう。何食わぬ顔でペイトンはジョンを連れて散歩に出かける。その間に帰ってきたクレアは温室の中で死んでいるマーリーンを見て驚き、喘息の発作を起こす。必死に電話をかけるが苦しくて吸入器に手を伸ばす。しかし発作止めの吸入器はペイトンが空にしてあり、クレアは助けを求めようと外に出たところで失神してしまう。
 クレアは救急隊によって一命を取りとめ入院する。退院の日、マイケルと一緒に迎えに行ったエマはソロモンの姿を見つける。家に戻ったクレアは、子ども部屋が模様替えされているのを見て驚く。自分がいない間、ペイトンはどんどん存在感を強めていた。
 クレアはマーリーンが慌てて自分の家に来た事を調べようと思う。そこでマーリーンの会社に向かい、マーリーンが手がけようとしていた住宅に目をつける。クレアはその売り出し中の住宅を見に行く。その家の子ども部屋は、ペイトンが衣替えした部屋と同じで、そこには搾乳機が置いてあった。クレアはペイトンがモット夫人であることに気付く。家に戻ってきたクレアは、ペイトンを殴り倒す。ペイトンはまるでマイケルが自分を愛していたかのように語るが、早々に追い出される。
 命の危険を感じたクレアたちは、家を出てホテル住まいをすることにする。用意を始めていると、ペイトンが使っていた地下室から音楽が聞こえてくる。マイケルが様子を見に行くが誰もいない。戻ろうとしたところにペイトンが現れ、スコップで頭を殴られてしまう。マイケルを探しに来たクレアは、骨折して動けないマイケルを見つける。そしてペイトンが家にいることを知らされる。すぐにクレアは警察に電話するが、その背後にはペイトンがスコップを持って構えていた。エマが声をあげたためにクレアと格闘になるが、クレアは倒れてしまう。ペイトンはエマに近づき、ジョンと一緒に出ようと持ちかける。エマは咄嗟の機転をきかし、ジョンのいない子ども部屋にジョンがいるとうそをついてペイトンを閉じ込める。そのすきにジョンを抱いて逃げる。エマを呼ぶ声で、クレアは目を覚ます。ジョンの声が屋根裏から聞こえたことで、ペイトンが屋根裏に向かうと、そこには子どもを逃がそうとしているソロモンの姿があった。襲い掛かろうとするペイトンの背後からクレアが追ってくる。クレアとペイトンは再び乱闘になるが、クレアは発作を起こしてしまう。そのすきにジョンを奪おうとするペイトンにクレアは必死に殴り返す。2人がもみあううちに、ペイトンは階下に突き落とされ命を落とす。クレアは命がけで子ども達を守ってくれたソロモンにジョンを預け、一緒にマイケルのところに向かう。


【感想】('11.1.15改正)
 テレビの深夜番組でこの映画を放送するのを知り、ブログに残しておきたくて録画して久しぶりに見ました。
 私の一番好きなサスペンス映画です。今結構この手の映画が増えましたが、最初に見た時はかなりの衝撃を受けました。
 幸せに子どもをもうけて出産間近だったモット夫人をここまで追い込む地獄の底の苦しみを考えると辛いだけでなく、理不尽さを感じます。モット医師は実際の所、そんなおかしな気があったのでしょうか。クレアの訴えが正しいか間違っていたか分かりませんでしたが、少なからずモット医師の診察の仕方は間違っていたと思います。第一、触診で手袋をしないで行うなんてあまりに不潔すぎます。ああいう結果になって仕方ないのかなって気がします。
 ストーリーはもちろんすごいんですが、それ以上にクレアの喘息の演技が半端じゃない!すごく上手でこっちの方が苦しくなってきそうです。私もこれを見た頃、喘息のコントロールが出来ずにかなりひどかったので、クレアと一緒に吸入器をシュッとやりながら見たほどです。あの苦しみ具合が本物のようで、すごい女優さんだと思ってしまいました。突っ込みを入れるとすれば、あれだけひどい喘息もちなら、吸入器をもういくつか常備しているとは思うんですけど。それに緊張すると発作が起こるのはわかるけど、あんなに毎回なっていたんじゃ、喘息というより精神的な疾患のようにも思えました。・・いやいや、そんなのどうでもいいのだ!あの死んでしまうかも!という発作の起こり方が本物みたいでドキドキしちゃうんです。こんなに一緒になって力を入れた映画はこれが最初で最後かもと思うほどです。92年の作品なのに、今見ても何回見てもドキドキ。あぁやっぱりこの映画一番好き!
 冷静になって見てみると、ソロモン役はOZの署長だし、マーリーンはあの!ジュリアン・ムーアだもん!でも全然別人。いつもジュリアンの映画を見ると肌が汚いばっかり書いていましたが、このときは肌が綺麗でした!爆。そしてレベッカ・モーネイ。彼女は本当に美しくて怖い演技が素敵。ちなみにエマちゃんはこの頃ちびっ子でしたが、今や「ヒーローズ」にも出ているちゃんとした女優さんに成長したようです。時が経つのは早い・・・クレア役のアナベラ・シオラといえば喘息というイメージしかなく、この映画でしか見た事なかったんですが、「L&O CI」や「ソプラノズ」にもレギュラー出演していました。すごい人たちが総出のこの映画は、やっぱり秀逸だったのでした!!

追記:最後は、発作が起きたのに元気に階段下りて行ったって思ったけど、あれはクレアの演技だったのねぇ。また後日見てよーく分かりました。深いのね。っていうか、何故気付かなかったんだろう?!失礼しました。

テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

映画「ほぼ300」(2008) 原題「Meet the Spartans」

ほぼ300 [スリーハンドレッド] (特別編) [DVD]ほぼ300 [スリーハンドレッド] (特別編) [DVD]
(2009/10/02)
ショーン・マグワイアカーメン・エレクトラ

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 ちょ、ちょっと!誰?こんな映画作ったの?!くだらなすぎる!でも面白すぎる!
 すごーくお下劣で、お下品。でもかなり忠実に「300」をパクっているので、その辺びっくりしました。かのラズベリー賞を総なめだったというのも頷けるけど、まぁこの茶化し方ってすごいんです。ぼやっと見ている暇がないんですから。ちなみに、ちゃんと本家「300」は映画館に見に行ったし、DVDだって買ってしまった。今まで見た映画の中でもお気に入りの作品です。「300」を見て泣いた私は、今回笑いすぎて泣きました。爆
 ストーリーはほぼ本家「300」と同じ。だから「ほぼ300」!!
 レオニダス王の修行。寒い山の中でサブウェイのサンドウィッチを拾ったり、戦う相手は凶悪且つ下品な巨大ペンギン。っていうか、歯矯正してるし!
 レオニダス王の后マルゴーは、気品のかけらもないカーメン・エレクトラだし。
 レオニダス王の腹心の隊長は、「アンドロメダ」の艦長を演じたケヴィン・ソーボ。彼にはびっくり。いやこんな映画にでていいのだろうか?!イメージ丸つぶれだと思うんですけど。
 スパルタの男同士の挨拶はキスで、女性とはハイタッチ。一緒に歩く時は男同士で手をつなぐ。結構気持ち悪い。
 ペルシアの使者は、本家同様あの大きな穴に落とされるんだけど、その後登場してきたのが、多分ブリトニー・スピアーズの偽者。彼女も赤ちゃんごと突き落とされ、彼女の夫も突き落とされ、その後は「アメリカンアイドル」のパクリ。ちゃんと審査員も司会者もいました。ランディは似ていたかな。もちろんみんな落とされます。
 レオニダス王が預言者に今後を占ってもらう時、一番の美女が巫女として登場するが、それがアグリー・ベティ。彼女が汚すぎる!
 さて、いざ出陣という時、隊長の息子が出てきます。彼はイケメン。そこで「Next top model」の面々が登場。タイラ・バンクスは似てなかったけど、ミスJは似てたなぁ。笑った。ちゃんと隊長の息子はベストショットがプレゼントされ、トップ戦士の称号が与えられました。
 敵が待つ「熱い門」までは、兵士みんなが手をつなぎスキップででかけます。暑さをしのぐためにはゲータレイドを飲み、たった一人のメタボ君は、クリスピードーナツをぱくついてました。
 そこへやってきたのが、みにくい姿のエフェアルティス・・じゃなくてパリス・ヒルトン。な、なんで?
 ペルシア軍とは、何故かダンスバトルで対決。
 しかしクペルシア王が汚すぎる!かのロドリゴ・サントロは美しいにも程がある!というくらい美麗でしたが、今回のペルシア王は小さくてメタボ。
 戦う時は水色の幕をはって、大勢いるように軍隊を映像で映し出す・・・結構きっちり再現して、最後ペルシア王はロボットじゃなかったトランスフォーマーになってました。
 で、これで終わらない。登場人物全員が出て、アメアイの舞台で「I will survive」を歌って踊り・・・
 結果、レオニダス王勝利。また息子にスパルタ教育(これだけはいただけなかった。あれ今問題になってる虐待だもん)し、再び深い穴の前。戦争を正当化するブッシュ元大統領を突き落とし、新しいアメアイの審査員になったエレン突き落とし、トム・クルーズを突き落とし・・・なんだかわけの分からんことになって終了。
 あぁ〜疲れた。
 私が知ってるだけでもこれ以上に色々面白ネタを入れていました。多分私が気付けなかった小ネタはもっと一杯あったんだろうなぁ。
 毎回、この手のB級いやC級映画を面白い!面白い!と書いている自分が恥ずかしい・・爆。でも面白いんだもん。

テーマ : WOWOW/スカパーで観た映画の感想
ジャンル : 映画

映画「ザ・クリーナー 消された殺人」(2007年)

ザ・クリーナー 消された殺人 [DVD]ザ・クリーナー 消された殺人 [DVD]
(2009/07/03)
サミュエル・L・ジャクソンエド・ハリス

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【ストーリー】*感想にネタばれあり
 トム・カットラー(Samuel L. Jackson)は、元警察官で、今は殺人事件などで血まみれになった家やホテルなどを綺麗に掃除する会社を営んでいる。妻を事件で亡くしており、現在は14才の娘ローズ(Keke Palmer)との2人暮らし。
 ある日、依頼を受けたトムは、豪華な屋敷の掃除を行う。銃で殺されたあとがあり、白いソファーは血にまみれていた。翌日、トムは鍵を返し忘れた事に気付き、屋敷を訪ねると、応対にでた女性は住所も名前も違うし、何の事件のことか分からないと言う。トムは不審に思いながらも、屋敷を出る。その後、その家の家主が失踪したと知る。しかも失踪したと言われているジョン・ノーカットは、大きな事件の証人だった。
 しかしトムはこのことを警察に話せずにいた。なぜなら、彼が証言しようとしている男は、その昔トムが警官だった時に、融通を利かせるために賄賂をうけていた相手だった。しかもトムは会社設立のお金もせびってた。トムは自分が容疑者になってしまうと心配していた。
 トムの会社に先日対応に出た妻のアン・ノーカット(Eva Mendes)が、清掃について聞きにくる。トムは咄嗟に単なる勘違いだったとシラを切る。
 トムの清掃車が目撃されたことから刑事のジム・バーガス(Luis Guzuman)に目をつけられる。困ったトムは元の相棒エディ・ロレンゾ(Ed Harris)に相談をもちかける。
 トムはアンに本当の事を話し、何故アンが警察にトムのことを言わないのかを聞き出す。アンはトムにジョンがその存在に敏感になっていた帳簿の存在を見せる。それは買収に成功した警察官のリストだった。そこにはトムの警察官番号も書かれていた。これ以上事件に深入りすると危ないと言われるがトムは自分で自分をはめた人間を探し出そうとする。
 アンはトムに身の上話をする。子供がほしかったというアンだったが、ジョンはほしがらなかった事、最近妊娠したが流産してしまったこと・・・しかしジョンはパイプカットしていることが分かる。アンが流産したのは、ジョンの子ではない・・・トムは自分が持っている鍵はアンの愛人だと思う。アンの愛人とは?帳簿は公開されてしまうのか?


【感想】
 サミュエル・L・ジャクソンが出ているのなら面白いだろうという事で見て見ました。キャスティングがとても魅力的です。しかも、本当にある職業の「清掃人」。日本にもいらっしゃるのでしょうか。血みどろの事件現場専門に片づけをする仕事、かなり過酷な職業です。トムの部下が刑務所をでたばかりの男というのも頷けます。ミゲルだったか、彼はかわいい子供と明るい奥さんに囲まれて、もう悪いことはしないでしょう。きっとトムのいい相棒になってくれるはずです。
 アン演じるエヴァ・メンデス。本当に綺麗でセクシー。私の好きなタイプの女優さんです。しかしながら、今回はトムの娘に注目。彼女の悲しみに満ちた瞳がとても印象に残りました。かわいい子です。でもなんども心に傷を負うのはかわいそうでした。
 犯人は見るからに、エド・ハリス。でも動機がわかりませんでした。あの帳簿に名前があるとか、証言されると困るなにかがあるとか・・まさかアンの愛人で、流産したのをジョンに殺されたと思い込んでの犯行とは。ちょっと尻つぼみ。意外だといえば意外だったけど。
 やっぱり悪人顔のOZのフェルナンデス・・じゃないバーガス刑事。結局汚職警官だったけど、それなりに仲間思い。私は最初からあの人は仲間だと思ってましたよ!それにしても印象深い俳優さんだこと。
 結局のところ、警察は汚職警官ばかりだったというオチ。そしてまた何もなかったことになって、それぞれの生活に戻るという結果。でもローズとトムはどうするのか。後味はあまりよろしくないですが、まあまあ面白い作品だったと思います。サミュエル・L・ジャクソンが久しぶりに死なない映画でした。2007年の映画ですが、ちょっと太っていたように感じました。

テーマ : WOWOW/スカパーで観た映画の感想
ジャンル : 映画

テレビ映画「マルコ・ポーロ 東方見聞録」(2007)

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(2008/02/09)
イアン・サマーホルダーブライアン・デネヒー

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2部構成のテレビ映画です。全部で3時間。結構長いです。汗

【あらすじ】

 マルコ・ポーロ(Ian Somerhalder)は戦いに巻き込まれ、捕虜として牢屋に入れられていた。同じように保釈金を支払ってもらい、釈放を待つ作家のルスケティロ(Rodger Bumpass )は、マルコの話に興味を持ち、「東方見聞録」として本を執筆し始める。
 
 ヴェニスの商人を父に持つマルコ。父親が中国に行ったというのは、当時の人には嘘だと思われ信じられていなかった。若いマルコはお金儲けよりも見知らぬ土地に行きたいと常々思っていた。そのチャンスがやってくる。父親が当時の皇帝フビライ・ハーンから、キリスト教の宣教師を連れてくるように言われており、中国の商品を買い付ける代わりに彼らを連れて行く計画をたてていた。マルコは同行する。
 旅は本当に厳しいものだった。大きな砂漠、過酷な山脈を超え、途中で宣教師たちは逃げてしまったがマルコたちは無事に中国に着く。そこでマルコは見たこともない文化の数々を目にする。父親達は取引を終え、ヴェニスに帰ろうとしていたが、マルコはここに残る決意をする。フビライ・ハーンは最初許可しなかったが、王妃に言われマルコが残ることを許す。
 マルコは与えられた奴隷のペドロ(B.D. Wong )と、主従関係を超えた友情を深め、中国での生活を充実させていく。最初、マルコは野蛮人として蔑まれていたが、その率直な意見がフビライ・ハーンに認められ、地方を治めるまでの地位を得ていく。マルコの妻となったタムリン(Desiree Ann Siahaan )。彼女は村に残した婚約者に心を残しマルコを愛することはなかったが、美しいタムリンをマルコは愛していた。しかし、マルコが国境周辺の調査に出ている間、脱走しようとして処刑されてしまう。マルコは10年以上かけ、フビライ・ハーンの命令通り、周辺の地理について調べ上げていく。そして帰国後、タムリンの瓜二つの妹ケンサイ(Desiree Ann Siahaan 二役)と再会する。マルコはケンサイに惹かれていくが、ケンサイはペルシャの王へ嫁にだされることになってしまう。マルコは一大決心をしてケンサイを奪い、ヴェニスに戻る計画を立てる。しかし、途中のシャムで、マルコはフビライ・ハーンの崩御を聞く。そしてペルシア王の崩御も。自由の身になったと実感したマルコはペドロとケンサイと共にヴェニスに帰ろうとするが、ペルシャの騎兵隊に阻まれ、ケンサイと永遠の別れをする。その後、マルコとペドロはヴェニスに無事戻っていった。


【感想】
 マルコ・ポーロとか東方見聞録って耳にはしているけど、何にも知らなかったと気づきました。なにより驚いたのは、当時のヨーロッパよりも中国の方が、はるかに文明が進んでいたという事。マルコが、方位磁針や爆弾などを見て非常に驚く様子は、なかなか興味深かったです。その割には、中国の周りのことをぜんぜん知らず、言い伝えを信じて、おなかに顔がある人がいるとか、大きな一本足をひよけにしている民族がいるとか、とんでもない事を信じているフビライ・ハーンたちにも驚きました。モンゴル人は漢民族の文化を壊すことなく、そのまま受け継いで国を治めたということ。当時あんなに進んでいた文化はいつヨーロッパに抜かれてしまったのか。医学だって、当時ヨーロッパでは神に祈るだけ、でも中国では鍼治療がすでに始まっている。このギャップ、私もマルコじゃないけどかなりびっくりしました。
 そして毎日美女をとっかえひっかえ生活していたフビライ・ハーン。なんてお元気なんでしょう。びっくりです。まず王様のお手つきになってから、家臣に配られるってねぇ。。。嬉しくないような。タムリンなんか妙な技使ってるし!みんなめろめろになっちゃったんでしょうか。うーん。
 さて、作品としてはどうでしょう?!せっかく面白い題材なのに、たったの3時間で終わらせるのは無理があるかも。日本のお正月時代劇じゃないけど、12時間くらいかけてやればもっとすごいのが出来たかも。たった3時間でも十分面白かったので、もっと詳細に知りたいと思いました。
 ところでフビライ・ハーンが西洋人だったのですがいいんでしょうか?多分、王様達はひろくあちこちから美女を仕入れてきているから、少々モンゴル人から離れててもいいんでしょうけど。そしてモンゴル人(というか中国人?)なのにペドロって名前はどうなの?そして一見して絶対にモンゴル人ではないタムリン。多分東南アジア系だろうなと思ったら、案の定シンガポールの方だそうです。とてもきれいな女優さんでした。やっぱりアジアでひとくくりなんだって思いました。
 ちゃんと日本も登場しました。自分の配下になれというフビライの使者の首を落として、漆塗りの箱に入れて送り返すなんて、あっぱれ!これに怒って日本に兵を送るってことは、これが元寇だっけ?!日いづる国、そんな表現も当時マルコは聞いたんでしょうか。マルコには日本はどんなところだったのかしら。
 イアンはやっぱりきれいでした。きりりとあがった眉毛に美しい瞳。いつも頬が赤いのがちょっときになりますが、このドラマではそれもなく、モンゴルの民族衣装もお似合いでした。画像だけで見たときは、ちょっと髪型に難ありかなと思っていましたが、美しいロン毛でした。
 マルコ・ポーロが見た摩訶不思議な中国をもっと知りたいと思いました。東方見聞録、分かりやすい言葉で書かれた本があったら読みたいものです。

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

映画「ブラックサイト」 原題「UNTRACEBLE」(2007)

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(2008/09/24)
ダイアン・レインビリー・バーク

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【ストーリー / 完全ネタバレ】

 ジェニファー・マーシュ(Diane Lane)は、FBIサイバー捜査官。日々ネットでおこる事件解決を担当。同僚のグリフィン(Colin Hanks )一人娘のために夜間勤務をこなしていた。
 ある日、ジェニファーに「Kill me with」というサイトを調べるように依頼がくる。「kill with me」というメッセージと共に、子猫が虐待された静止画像が流れていた。
 その後、男性が拷問されている動画と変わる。アクセス数が増える度に、抗止血剤が注入されるというものだった。その男性は胸に「kill with me」とナイフで傷つけられており、間もなく彼は息絶える。このサイトの削除を試みるジェニファーだったが、自在にIPを変えていく相手に苦戦する。そうしているうちに、次の犠牲者が映し出される。2人目は元リポーターの男、彼は手と足をセメントで固められ、動けない状態でスポットライトを近距離で浴びせられていた。直に彼も全身やけどで亡くなる。
 ある日、ジェニファーの家がネットで映し出されている事が分かる。家の前に小型カメラがしかけてあり、そのカメラが設置された車から、2人目の犠牲者の遺体が見つかる。
 狙われていると知ったジェニファーは、この事件の担当刑事のエリック・ボックス(Billy Burke)と共に行動する。その最中、グリフィンが犯人に捕まる。グリフィンは水槽の中に硫酸を注入されていた。苦しい息の下で、グリフィンは目でモールス信号を送る。ジェニファーは大きな衝撃を受ける。
 グリフィンが残したメッセージから、ジェニファーは「ラッシュアワーの自殺」というニュースにたどり着く。そこには、ある大学教授がラッシュアワー中に自殺を図るシーンが撮影されており、この様子はネットやテレビでも流されたという。大学教授の一人息子オーウェン(Joseph Cross)が、この一連の事件の首謀者だと分かる。一人目の犠牲者は、この自殺の様子を録画したテレビ局のヘリコプターを操縦していた。2人目は、この事件を担当し、リポートしていた。犯人は、この映像が野放しにされている事を恨んでおり、とうとうジェニファーが捕まってしまう。
 ジェニファーは誰もいない自宅の地下室で逆さにつり下げられてしまう。しかし、一瞬の隙を見て、大きく体を振り、犯人に反撃する。ジェニファーは銃を奪い、オーウェンを打ち抜く。そして最後、ジェニファーは生中継されているビデオの前に滑り込み、自分のバッジを見せる。


【感想】

 うーん非常に後味の悪い映画でした。映画館まで見に行こうかと思っていましたが、いかなくて良かったとほっとしました。やっぱりホラーじゃないのに痛い映画は見るに堪えません。
 なによりFBIサイバー捜査官なのに、ダメ過ぎ。使えなさすぎ。あれでは本当に深刻な事件はどうにも出来なさそう。他にもっと出来る人いなかったんだろうか?確実に「クリミナルマインド」のペネロープの方が役に立つと思うんだけど。せめてグリフィンの時に事件解決してほしかったな。やっぱりヒロインがピンチにならなくちゃ終われないって事か。でも、相手はまだ20才。いくら才能があったとしても、なんの手だてもないジェニファー達に苛つきました。挙げ句、その上司が会見を行うなんてあり得ません。そんな事を公にしたら、興味本位で見る人が増えるに決まっているのに。あんな体制では、捕まえられる犯人も捕まえられません。
 また言っちゃうけど、ダイアン・レイン老けちゃったなぁ。。。こんな強いダイアンを見れるとは思わなかったので意外でした。というか、そんなに彼女の映画みていないんですけど。汗
 ジェニファーが母親と子供と住んでいるのには理由があるんだろうなぁ。人が死ぬのを見るのは耐えられないと言っていましたが、旦那さんも警察関係で殉職したのかなぁ。優しいお母さんではあるけど、少し暗い人でした。
 グリフィンはかわいそうでした。女好きが自分の死を招くとは思わなかっただろうな。コリン・ハンクスを見るのは久しぶりですが、どんどんお父さんに似てきている気がしました。ジェニファーも言っていたけど、グリフィンが命と引き替えに、犯人を見つけてくれたんだけど、あの遺体はひどすぎました。
 父親の自殺を映したサイトを野放しにしたからといって逆恨みしたみたいだけど、サイバー課って2人じゃないと思うんだけど、なぜにこの2人?たまたまだろうなぁって思うと、ストーリーが軽く感じちゃうんですが、ちゃんと意味のある人選だったのかなぁ。犯人もあそこまで何でも出来るんなら、そんな違法サイトを運営してきた人を血祭りにあげれば良かったのに。全くとばっちりもいいところです。
 刑事さんのビリー・バークは初めて見る俳優さんでしたが、なかなかステキでした。でもボックス刑事はあんまり出来のいい刑事さんとは言えなかったな。いくらジェニファーの護衛でも、同じベットで休まなくても。意外にジェニファーとの関係が発展しなかったのは新鮮でしたが。私としては最後はボックス刑事に助けられて、アイしてるわ〜めでたしめでたし・・で終わると予想していたので見事に裏切られました。私の予想通りだとかなり薄っぺらいし、今回の終わり方は後味が悪い。。。困ったもんだ。
 ところで、この映画の一番怖い所ってどこだろう?
 知らない間に誰かに恨まれているって事?それとも、耐え難い拷問を受ける事?こんな残酷な事を考えている人が見た目は好青年だった事?いやいや、こんな映像を見て、コメント欄に「どうやったらこの動画ダウンロード出来るの?」と書き込んじゃうフツーの人かも。そして興味本位が殺人につながっても、みんなが見ているんだからと言って気にも止めない群集心理かも。とにかく、後味悪くて、寝る前にさくっと見る映画ではありませんでした。失敗した。。。。

テーマ : WOWOW/スカパーで観た映画の感想
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  • テレビが大好き!海外ドラマが大好き!旅行が大好き!お笑い大好き!新しいもの大好きな好奇心旺盛なびちです。
    私の大好きな人たちを紹介している「びちのエスプレッソカフェ」にも遊びに来てくださいね。リンクのコーナーからどうぞv(^0^)v

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