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映画「リトルダンサー」 (原題「Billy Elliot」) (2000) 

リトル・ダンサー DTSエディションリトル・ダンサー DTSエディション
(2005/03/25)
ジェイミー・ベル

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【ストーリー】
あるイギリス北部の炭坑。1984年、そこでは労働者のストライキの最中だった。この炭坑の街に住む11才のビリーは、炭坑夫の父と兄、祖母の4人で慎ましく暮らしていた。父親の影響で、ビリーはボクシングを習っていたが、ある日、同じ体育館で練習に励むバレエを見て、心を動かされる。この街では、当時バレエは女の子の習い事。ビリーは、父親に内緒でバレエを習い始める。
 しかし、ビリーがバレエを始めた事はすぐに父親の耳に入ってしまう。外出禁止にされても、ビリーは父親に刃向かってバレエをやめなかった。このビリーの熱意を見るうち、父親はビリーの才能にかけてみようと思うようになる。ロンドンのロイヤルバレエ団に入団させるため、カンパを集め旅費を稼ぎビリーを受験させる。


【感想】
 ある方からお勧めをいただいて見る事にしました。
 思ったよりもお涙頂戴的な映画ではない事に驚きました。一本気で不器用なビリーの父親の決断には泣かされましたが。なにせ、あれほどバレエをバカにしていたお父さんが、自分の信念を曲げて、長男が泣いてすがっても、ストライキをやめて炭坑に戻ろうとしたところにお父さんの男気を感じつつ、長男がかわいそうな気もしました。
 ビリー本人は、強い信念はあるものの、特にすごい真面目な訳ではなく、繊細な子な訳でもないのも不思議な感じでした。バレエって優雅っていうイメージだけど、本物のプリンシパルの完璧なボディを見る限りバレエってスポーツかも・・・って思ってしまうほどなので、結構骨のある男ビリーは内面的ににも向いていたのかも。ビリーがもう少し殊勝な子なら、泣ける映画だったかも。でもこのビリーって、かなり普通の少年。怒る事もあるし、やけっぱちになることもある。普通の男の子が野球だのサッカーだのに情熱をそそぐように、その対象がバレエだっただけ。そして、少し違うのは才能があった事かな。ここが一番重要だったりして。ビリーを演じたJamie Bell。今ではすっかり大人になってしまったけど、今でもダンス踊るのかなぁ。彼自身もちゃんとダンスは勉強してきたみたい。最初の下手に踊るのは難しかったかも。
 最後、ビリーが25才になりロイヤルバレエ団で成功し、白鳥の湖を踊るというシーンでは、本物のロイヤルバレエ団出身のアダム・クーパー氏が特別出演していました。出来れば、彼の演技をもっと見たかったな。これで本物のバレエが見れる♪と思った途端にエンディングなんだもの。残念。
 田舎出身で、しかも貧しい家のビリーがトップダンサーになるまではとても大変だっただろうなぁ。ビリー続編も見てみたい気がしました。
 

映画「天使の卵」(2006) 

天使の卵 通常版天使の卵 通常版
(2007/03/28)
市原隼人

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【ストーリー】
 現在美大合格めざして浪人中の歩太(市原隼人)は、高校の同級生夏姫(沢尻エリカ)と付き合っている。ある日、電車でみかけた女性に歩太は一目惚れしてしまう。しかもその女性、春妃(小西真奈美)は、歩太の父が入院している精神科の担当医だった。しかも、夏姫と春妃は、8才年の離れた姉妹だった事も分かる。しかし、春妃と話をするうち、歩太はどんどん春妃に惹かれていく。ある日、歩太は、夏姫に別れを告げる。そしえ、春妃に思いを告白するのだが、春妃は自殺してしまった夫を今でも忘れられないと言う。
 歩太の父は、どんどん回復の兆しをみせていた。春妃は、歩太の父親を退院させる。しかし、歩太の父は退院後、自殺してしまう。春妃は、自分が殺したも同然だと悩み、病院を無断欠勤するようになる。心配した歩太は、夏姫から春妃が夫との思いでの地にしている場所を聞き出し、迎えに行く。頑なだった春妃の心は、歩太の純粋な想いによって解きほぐされ、自然と歩太を愛するようになる。
 歩太は、春妃との幸せな日々を過ごしていた。しかし、突然春妃を腹痛が襲い、痛み止めの成分によってアレルギー反応を起こし、春妃はあっけなく亡くなってしまう。
 それまで春妃の顔を描き続けていた歩太は、突然筆を置き、絵を描く事を諦めてしまう。
 
 4年後。夏姫は高校の教師となっていた。学校の帰り、夏姫は工事現場で働く歩太を見かける。歩太が春妃の事から立ち直れない事を知った夏姫は、歩太にもう一度絵を描かせようと奔走する。


【感想】
 最近TV「Rookies」で活躍している市原隼人君の映画が見たくて、これを選びました。俳優としての市原君は、やっぱりイイ。目がいいのよね。とてもまっすぐで、力があって。台詞回しはどれも同じって感は否めないけど、あの視線が口ほどに物を言っている・・いや口以上に話すかも。今回の映画もそうでした。特に、嬉しい時の顔は、もうイイ子イイ子したくなるほどかわいい。大人びた部分と、まだまだ子供な部分を持っている市原君に、これからも注目していきたいと思います。
 沢尻エリカちゃんは、「別に・・」とふくれっ面した所しか見たことがなかったので、とても新鮮でした。スクリーンの中のエリカちゃんは、素直でかわいい女の子っていう印象。でも私は、意外に「別に」な感じのエリカ様が好きだったりします。かわいいふりして、実はわがまま女っていうより、いかにもな雰囲気で女王様キャラな方がいいもの。今回、エリカちゃんってかなり小柄な事に気づきました。まぁ共演が小西真奈美ちゃんだから、比べると顔も大きく見えちゃうし、ちょっと損だったかな。歩太くらいの少年なら、やっぱり夏姫よりも春妃に憧れちゃうかもね。
 小西真奈美嬢は、本当にずるい女って感じがしちゃう。何より私の欲しいものすべてを持ってるのが悔しいくらい。顔小さい、だけど鼻高い、細い、儚げ・・・ずるすぎ。あれだけ儚い雰囲気なら、誰でも守ってあげたくなるもの。同性の私でもそう思っちゃう。春妃が、歩太を好きになることで夏姫を傷つけてしまうと泣くシーンも、何か策略めいた事を感じちゃうのは、完全に私の嫉妬なんだけどね。やっぱりずるいって思ってしまう。だって、なんだかんだ言っても結局自分の思い通りにしてるんだもの。妹の事を考えて悩むのは、姉として当たり前。それをあんなまっすぐな歩太君の前でさらけ出すのは、やぱり意図的なんじゃないかなぁって思っちゃう。まぁ完全に私のひがみですけど。8才の年齢差で随分ひっかかっていたみたいだけど、8才なんて大した差じゃないんじゃないかなぁ。もう少し歩太君が年齢を重ねたら、この8才の年齢差は全く感じないほどになると思います。
 それにしても春妃の死は、あまりにも唐突で驚きました。精神科医の割には、精神を思いっきり病んでいる春妃なので、てっきり自殺でもするのかと思っていました。やはり夏姫にもうしわけたたない・・という事で自ら命を絶つのかと、勝手に想像していました。なのに、薬のアレルギーって・・しかも、お腹には赤ちゃんまでいたなんて・・・なんか、若者ならではの美しい恋愛物語だと思っていたのに、妙なリアリティーが出てきて、ちょっとがっかり。もっと詩的な展開を期待していたのに。だって、それまで春妃や歩太が話す事ってかなりポエムっぽいから、展開もそうなるんだと思っていたから、あのあっけなさすぎる死は意外でした。亡くなって尚、みんなを縛り続ける春妃ってやっぱりずるい。春妃は夫の死から歩太に出会うまで、ずっと立ち直れなかったんだから、歩太も同じなのかも。春妃の事で、この前途有望な若者達が、過去に縛られて半分死んだように生きている方が、春妃が死んでしまったことよりも心が痛みました。
 歩太が描き上げた優しい春妃の絵。これがまた歩太と夏姫を過去に縛り付けるような気分になったのは私だけかなぁ。この絵によって、2人は解き放たれたという結末のはずなんだけど。
 この話の10年後のストーリー「天使のはしご」は、テレビでこの映画を見る前に見た記憶があるけど、全然話を覚えていません。もう一度見るかな。でも、エリカ様がミムラ。市原君が要潤。あまりに急激に変化しすぎのような気がするんですけど。もう少しキャスティングに気をつけて欲しかったなぁ。ちなみに、夏姫は、やっぱり春妃の呪縛から解かれず、春妃のように8才年下の男の子と恋に落ちるというストーリー。そして、春妃は、あのきれいな春妃のまま・・・やっぱり春妃、ずるい!
 

Kyle XY #3 

Kyle Xy: Complete First Season (3pc)Kyle Xy: Complete First Season (3pc)
(2007/05/22)
不明

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 ある日、ニコールのもとに刑事が訪ねてくる。カイルの記憶が始まった森で、白骨死体が見つかったという。カイルが殺人に関与したか、その現場を見てショックを受けたかで記憶を失ったのではないかという刑事。ニコールは、ショッキングな現場写真をカイルに見せるのは、衝撃が大きすぎるという事で、その現場に残された意味不明なマークが描かれていたカードの写真をカイルに見せるが、カイルには見た記憶がないという。
 忙しいニコールに代わり、カイルを会社に連れて行く事にしたステファン。カイルはそこで、人にはやるべき役割がある事に気づき、自分には役割がなく、邪魔ものだと感じてしまう。
 カイルは留守番中に、TVのアンテナの調子の悪い事に気づき、これなら自分が治せると、屋根に上り修理する。そして屋根から飛び降りた所を、丁度通りかかった隣のアマンダが目撃してしまう。驚いたアマンダは、運転していた車をぶつけてしまう。
 カイルは、生活の中で、嘘をつくことを学んでいく。ジョシュは数字に強いカイルに数学の課題をやらせて、自分がやったことにしたり、ローリーは、無断欠勤した事でバイト先をクビになったのを両親にかくしていた。カイルは、嘘をつき続ける事に息苦しさを感じて、ニコール達に本当の事を話してしまう。その為、ローリーとジョシュには裏切り者だとののしられる。しかし、ローリーたちもカイルの純粋な心を理解して、カイルと和解する。ステファンも、部下に言えなかったチーム解散を話す決意をする。
 嘘には、相手を傷つける事も、傷つけない事もあるという事を理解したカイルは、アマンダが車をぶつけたのは自分のせいだと嘘をつき、母親にひどく怒られているアマンダを助ける。
 自分の役割や居場所を必要としているカイルに、ニコールはステファンの作業場を片付けてカイルの部屋を作ってあげる。そこには、ベッド代わりのバスタブも用意していた。喜ぶカイル。ニコールは、カイルの描いた絵を壁に貼ろうとして、その絵が全部関連性がある事に気づく。並べ替えると、殺人現場にあったマークが浮かび上がってきた。

 毎回目からうろこなドラマ展開に清々しさを感じます。嘘なんて日常的に小さい物ならあちこちにごろごろしてるのに、カイルにはそれすら不思議なものなんだなぁ。人間の汚いずるい所をこれからどんどん見ていってカイルが汚れていくのはイヤだなぁ。ニコール夫婦の優しさに素直に答えられるカイルだから大丈夫だと思うけど。でも、どうして、あんないい親から、子供は適当な子が2人も生まれちゃったんだろう?!アマンダはお嬢様していてイイ子だけど、ローリーは最悪。一応、反省することは知ってるだけいいけど。このドラマ、ローリーがもう少しまともでかわいかったら、文句なしだったのになぁ。ローリー見ていると、あまりに勝手で思いやりがなくてイライラしちゃう。
 不思議人間カイルのおもしろ成長期・・って感じのドラマかと思っていたけど、突如殺人事件の事が出てくるなんて。カイルの家に盗聴器をしかけて監視する人物は何者?あのカードは秘密結社的な組織の物なのかしら。カイルはどうしてあのマークを描いたんだろう。まだまだ謎が多そう。カイルのほんわかドラマだけで終わらないなら、このドラマ更に良いかも。3話目に入ったけど、未だにカイルのふんわり笑顔に癒されます。もう少し細身の子だったらもっとかわいかったかなぁ。結構がっしりしているし、何より声が顔に似合わず低いんだなぁ。そんなギャップもいいのかも。あと、いつもダサイにもほどがある変な色のTシャツを着ているのが気になるなぁ。ニコール、もう少しかっこいい服をカイルにも着せてあげて!!

【今日のカイルの特殊能力】
1.屋根から飛び降りても怪我一つしない。
2.説明書は、ぱらぱらとめくっただけで読めてしまう。超速読可能。

KYLE XY #2 

Kyle Xy: Complete First Season (3pc)Kyle Xy: Complete First Season (3pc)
(2007/05/22)
不明

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 カイルの新しい日々は、順調とは言えなかった。カイルは眠る事が出来なかったのだ。常に知識を求めているカイルは、夜眠る事が出来ずに、冷蔵庫の中身を勝手に食べて散らかしたり、テレビに映し出されたカンフー映画を真似して暴れたり。家にいると迷惑をかけると考えたカイルは、外に出て夜中の街を歩いてみる。星を見ると落ち着くと、隣に住む女の子から聞き、カイルは星を眺める。そんなカイルの行動をジョシュは、宇宙人だから宇宙から迎えがそのうち来るとからかう。
 カイルを病院に連れて行ったニコールは、カイルがすさまじい脳の動きをしている事を知る。病院から処方箋をもらったニコールは、その晩、夫のステファンとともに、交代でカイルを夜通し見張る事にする。しかし、カイルは眠らず、ステファンは大切な会議があるのに寝過ごしてしまう。この事で、カイルを追い出すと息巻くステファンとニコールの夫婦げんかを聞いたカイルは家出してしまう。カイルは記憶がなく、唯一知っている場所と言えば、記憶が始まった森だと思ったニコールたちは、森にカイルを迎えに行く。家族が星から迎えに来るかもしれないと思っていたというカイルは、ニコールたちを見て安心し、初めて眠気を感じる。カイルはバスルームで見つけたラジオの音を子守歌に、バスタブで眠る。カイルは初めて眠ったのだった。

 一体、カイルは何者なんだろう。ニコールがいうように、16才の新生児を育てるのは、想像を絶する大変な事らしい。普通新生児は泣くだけだけど、カイルは動き回るし、よく食べるし。とにかく数字に強いからジョシュのように、カイルを宇宙人だと思うのは普通かも。星をながめて、ボクの家族が迎えに来るかも・・・なんて森の中で一人で待つカイルに涙。それよりも、あんなにカイルを追い出そうとしていたステファンが、「ちゃんと家族が迎えにきたよ」と言ってカイルを迎えた事に感動してしまいました。こういう正しいアメリカ父ちゃんは、「大草原の小さな家」のインガルス氏のようで愛情に溢れ、本当にツボにはまってしまいます。毎回、この父ちゃん母ちゃんに泣かされるような気がします。きっとニコールたちは、カイルを手放さないだろうし、カイルから学ぶ事も多くあるだろうな。とにかく、カイルは癒しよりは問題を多く持ってくるけど、それでもあのかわいい屈託のない笑顔を見たら、許すしかないかも。カイルは学ぶ事が多いというけど、私も毎回、カイルから学んでいる気がします。当たり前の幸せを感じたり、とにかく、「感じる」という事を色々と教えられているもの。
 この先、不思議なカイルが、研究者によって研究対象になるのは避けて欲しいな。ニコールたちの愛情に囲まれながら、正しく成長するカイルが見たいもの!!

【今日のカイルの特殊能力】
1.カンフー映画を見て、カンフーの動きと中国語を覚える。
2.かなりのスピードで走る事が出来る。
3.記憶したものを写真のように点で描く事が出来る。
4.ジクソーパズルをあっという間に完成出来る。

番外:ラジオのザーッという音で眠る事が出来る。バスタブが落ち着く。
(赤ちゃんが母体で聞いていたという音に似ているからかな)

映画「ランボー 最後の戦場」 

ランボー 最後の戦場 (ハヤカワ文庫 NV マ 2-99)ランボー 最後の戦場 (ハヤカワ文庫 NV マ 2-99)
(2008/04/23)
シルベスター・スタローン他 横山啓明

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【ストーリー】
 ジョン・ランボー(Sylvester Stallone)は、タイでスネークハンターとして働いていた。そこに医師のマイケル(Paul Schulze)率いる一行が、物資とキリスト教の布教、医療奉仕のために、ミャンマーで政府から迫害をうけている村へ連れて行ってほしいとランボーの元にやってくる。危険地帯である事から、ランボーは拒否するが、一行の中のサラ(Julie Benz)のひたむきさに心を動かされ、タイから船で川を上る事を受け入れる。
 マイケル達が村について活動を始めたばかりの時、ミャンマー軍の襲撃を受け、マイケル達は捕まってしまう。予定を過ぎて10日たっても帰って来ない事から、マイケル達が所属するコロラドの教会から、救出部隊が派遣される。彼らは、SAS出身のルイス(Graham McTavish)率いる傭兵たちだった。ランボーは彼らについて救出に向かおうとするが、ルイスはランボーをただのボート屋だと思っているので、ボートに残るように指示する。そんなルイス達もミャンマー軍と遭遇する。軍人は拉致した村人たちを地雷を放り投げた田んぼを走るように強要し、村人達が恐怖におののく姿を見て楽しんでいた。突然ミャンマー軍の兵士達は次々と倒れていく。そこには、たった一人でチームを全滅させたランボーがいた。ルイスは、ランボーの実力を認め、ランボーとともにマイケルたちが捕まっているミャンマー軍の駐留地に乗り込む事に・・・
 果たしてランボーはマイケルたちを無事助ける事が出来るのか。

【感想】
 一言でいうのなら、女性が見る映画ではないなって感じ。
 ホラー映画よりもよっぽど過激で、グロイ殺戮シーン満載です。あまりにグロくて、逆にウソ臭く見えると言えば見えるけど、それでもやっぱり気分が悪い事には変わりありません。
 今回のランボーは、今までと違って自ら戦闘に身を投じていきます。殺人マシーンと化した自分を嫌って世捨て人になっていたランボーが、自らの意志で闘う事を選択したという所がこの映画のテーマになるとか。まぁたしかに、今回は上官は出なかったけど。
 しかしながら、宗教を否定する気にはならないけど、神のご加護のもとに何でも出来ると思いこんでいる平和ボケの連中のために、一体どれだけの人が犠牲になったのかと思うと、やりきれない思いでいっぱいです。武器も持たず、すべて話し合いで何とかなるって思った自信はどこから来たのでしょう。映画だから、捕虜になったサラは無傷だったけど、実際なら金髪美女をただ捕まえておくなんて事するはずないじゃない!このサラは、ドラマ「デクスター」の恋人。こちらでも同じように純真ぶった面倒な女だなぁという印象。美人だから許しちゃうけど。ランボーも彼女の儚げなのに、芯は強いみたいな所に心を動かされちゃったのかなぁ。なんかがっかり。
 マイケルもあちこちで見る俳優さん。「24」ではジャックに殺され、「CSI」でも犯人で出たことあったような。彼の顔は印象に残るので、今回もどうも犯人しか見えず、いつ彼が仲間を裏切るかとひやひやしていました。でも今回は、本当に純真な、悪く言うと平和ボケしたオヤジ状態でした。いいんだか、悪いんだか。
 ルイス率いる傭兵たちの中でひときわ目立ったのが、スクールボーイ役のMatthew Marsden。彼は「アナコンダ2」で勝手放題やって食われちゃう人だったかな。今回は、ランボーの腕を見込んで、仲間から離れて、ランボーのバックアップをする天才的狙撃手。なかなか格好良かったです。彼がいなかったら、ランボーもやばかったかも。
 この手のアジア潜入ものは、必ず現地の人が格好いいというのがおきまりで、今回も反乱軍の案内人が身のこなしが早くて格好良かったです。
 無知というのは恐ろしいもので、ミャンマーで内戦がある事は知っていましたが、目の当たりにするとかなりの恐怖を感じました。日本では、この軍事政権を認め、「ビルマ」から「ミャンマー」に名称を変えたようですが、アメリカは認めてないのかなぁ、みんな「ビルマ」と呼んでいました。ランボー達が大暴れした事で、反乱軍は更にミャンマー軍から目をつけられる事になっただろうな。また必要のない殺戮が続くんだろうなと思うと、いくらランボーが人間性を取り戻しても、何かしっくりこない、心にしこりが残るような映画でした。
 おおよその予測はしていたものの、ここまで残虐だとは思いませんでした。よくホラーは子供の教育上良くないって言うけど、こっちの方が身近な感じが余計に危ない気がしました。R15指定。これは正しい判断かも。マイケル達があまりにも甘ちゃんだったので、平和へのメッセージすら受け取れなかったのが残念。せめてサラぐらい何か一つ筋を通してほしかったな。ミャンマーの平和を祈りつつ、映画にならないと知る事が出来ない世界の悲惨な現状がまだまだ多数あるんだろうなと思うと、恐怖をひたすら感じてしまいました。60なのに元気もりもりのスタローンが、逆に恨めしく見えるような映画でした。

Kyle XY #1 

Kyle Xy: Complete First Season (3pc)Kyle Xy: Complete First Season (3pc)
(2007/05/22)
不明

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 精神科医のニコールは、夫と娘と息子の4人暮らし。ある日曜の朝、少年更正施設から連絡が入る。不思議な青年がいるというのだ。彼は身元不明で、街中に裸で立っていた。彼は、森で突如生まれたようで、言葉を知らず、生活すべて何も分からないようだった。何より不思議なのは、彼にはへそがないという事。ニコールは、この聡明そうな美少年をカイルと名付け、家で一時預かる事にする。
 カイルは、ニコールが目を離した時、外出し隣家に入ったり、親の目を盗んで外出した長女のローリーに付いていき怪我をして帰ってきたり、コミュニケーションが取れない事で、問題を起こし続けていた。ニコールの夫のステファンは、カイルを家におくことを反対していた。しかし、ニコールは目に涙をためながら、世の中が怖い、助けてとすがるカイルを放っておく事が出来なかった。そんな時、ステファンは、自分のパソコンをショートさせてしまう。カイルはあっという間に、そのパソコンのデータを復活させる。数々の問題を抱えながらも、記憶や運動能力にすぐれた才能を発揮するカイルをニコールの家族も徐々に受け入れ始めていた。そして、カイルの新生活が始まる。

 スカパー!のSci-fiチャンネルでスタートしたこのドラマ。ちら見したときのカイルがあまりにも美形なので、色々溜まっているドラマを放り出したまま、カイルを見る事にしました。
 とにかく、生まれたての赤ちゃんのように純粋で、何も知らないカイルの表情がすごくかわいくて、切なくなります。カイル演じるMatt Dallasは、黒髪にグリーンの瞳という完璧な美少年(青年かな)。このつぶらな瞳で、「ママ、たす・・・け・・・て・・・」なんて言われたら、もう家族そっちのけで彼を育てる事に専念しちゃいます。何でも出来るのに、何も分からず何をしたらいいのか理解できないカイルの想像を絶する恐怖を彼は目だけで演じます。なかなか素敵な俳優さんです。ただ、どうも色々画像を探してみると、彼の場合、カイルの時が一番ステキみたい。あの捨てられた猫ちゃんやわんちゃんのような目がいいのよねぇ。。。
 またカイルだけではなく、長男ジョシュを演じるJean-Luc Bilodeauが、正しいカナダ美少年で嬉しくなってしまいます。この2人のでこぼこコンビが、あまりに美しくて見ているだけでほっこりしてしまいます。カイルなら翼が生えても違和感ないかも。
 jlb1.jpg

 長女のローリーの恋人役のデクラン演じるChris Oliveroも美形で捨てがたい。とにかく綺麗なお兄さんが3人も出ているなんて、それだけでも十分だったりして。爆
 見た目も性格もうーんな感じのローリーとカイルの恋物語にならない事だけを祈りつつ。カイルのかわいい笑顔をこれから楽しんで行こうと思います。で、カイルの素性ってきっとずっと明かされないんだろうなぁ。なにせシーズン3もあるくらいだし。
 当分はカイルの純粋さと、ニコールの母性愛を軸に感動させてもらいたいな。美しいピアノの音色に涙するカイルを見て、感動から遠ざかっている自分に気づかされました。カイルは、単なるSFドラマや青春ものじゃなさそうな所が期待大です。

映画「ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛」 

ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛 オリジナル・サウンドトラックナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛 オリジナル・サウンドトラック
(2008/05/21)
サントラレジーナ・スペクター

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今日は久しぶりに映画館に行ってきました。
第1章も見たのですが、もういいかなぁと正直思っていた所に、私の大好物の「王子」が出るというので、思わず足を運ぶ事にしました♪

【ストーリー】
 ナルニア国を氷の魔女から救い出したペベンシー兄弟たちは、元の世界に戻り、自分達の生活を取り戻そうと努力していた。そんな時、地下鉄の駅で兄弟たちの前にナルニアへの扉が開かれる。久しぶりにナルニアに戻った兄弟たちは、美しい風景に心を躍らせるが、そこにあるはずの宮殿が廃墟になっている事に気づく。末娘のルーシーは、木々達が歌ったり踊ったりしなくなっている事に気づく。
 ナルニアは、兄弟が去ってから1300年経っており、テルマール人によって滅ぼされていた。しかし、ナルニアの住民たちは、テルマール人達の目をかいくぐって森でひっそりと暮らしていた。テルマール国では、王亡き後、王の弟であるミラースが仕切っていた。ミラースは自分に男の子が生まれた事で、この国を自分のものにしようと考えていた。そこで、亡き王の息子であり、王位継承者であるカスピアン王子の暗殺を目論む。そんなミラースの動きを察して王子は、王子の教育担当から手渡された角笛をもって森に逃げ込む。そこで、ミラースの手下に囲まれた王子は角笛を吹く。これによって、ペベンシー兄弟たちが、ナルニアに呼び戻されたのだった。
 ナルニアと和平を結ぶと約束したカスピアン王子と、ペベンシー兄弟は、生き残ったナルニアの住民たちと共に、ミラース率いるテルマール国との闘いを決意する。

【感想】
 カスピアン王子(Ben Barnes)の美しさが際だつポスターにまずうっとり。彼は王子を演じるために生まれてきた俳優さんだなぁってつくづく思いました。
 しかしながら、ポスターの凛々しさはあまり描かれておらず、なんだかおたおたしている弱々しい印象を受けてしまいました。ちょっと残念。さらに残念なのは、スーザンを見たとき、いきなり目がハートマークになってしまったところ。申し訳ないけど、彼女の凜とした所と賢そうな所はいいと思いますが、一目惚れされるような女の子とは思えないんだけど。まぁ運命が導いた人という事で恋に落ちたのなら仕方ないけど。スーザンが王子に惚れるのは、当たり前だけど。どうもねぇ、この設定が納得できないんだけど。
 前回は、訳が分からないうちに兄弟たちが正義の名のもとに魔女と闘う救世主になるというので簡単に設定が受け入れられたけど、今回は、兄弟たち、特にピーターが暴君に見えてしまいました。なんでも暴力で解決するミラースと同じに見えたのです。わざわざあれほどの犠牲を出して、あまり深く考える事なくテルマール城に侵攻する必要があったのかなぁって。殺し合いに慣れてしまっているのが、とても恐ろしく感じられました。カスピアン王子にもすぐに剣を抜いてるし。まぁ現実の世界でもすっかり気が荒い男の子になってしまっていたみたいだけど。とにかく、意味があるとも思えない殺し合いをひたすら繰り広げていたようで、私としては前回の方が内容はよかったかなぁって思いました。
 アスランがなかなか登場しないのも残念でした。結局はアスランがいないと何も出来ない兄弟なんじゃないの?っていう疑問も湧きました。カスピアン王子にしてもそうです。あまり役に立っているとは言えなかったしね。結局、立派なライオンちゃんのアスランが一番格好いいキャラだったりします。そして、勇敢なのは今回もケンタウロス達だったりします。
 もうすでに第3章も作られているようです。次回もカスピアン王子登場だそうで、今度はしっかりした王様になっていてくれる事をひたすら祈ります。まかり間違っても、スーザンとの恋物語にならない事も同時に祈ります(多分なるんだろうなぁ、いやだなぁ)。いやな予感がしますが、それでも王子フェチな私はやっぱりこの映画、2年後見に行っちゃうんだろうなぁ。しかし、2年後。どれだけ末娘ルーシーが大きくなっちゃうのか心配。あっという間に大きなお姉ちゃんになっちゃうんだろうなぁ。楽しみなのは、エドマンド。彼はきっと美麗な青年になっているはず。もうピーターもスーザンも大人になってしまったから、ナルニアには戻れないってアスランは言っていたけど、果たしてどうなる事やら。また忘れた頃に私もナルニアに戻りたいと思います。


クリミナルマインド2 #21「殺人ハンター」 

 アイダホ州ボイジーの国有林の中で、数体の死体が見つかる。彼らは数日間、森の中にいて、何者かに命を狙われていたようだった。彼らに共通している事は、車が見つかってない事、スポケインという街に向かっていたという事、そしてすべての事件が春に起きている事が分かった。ギデオンは、凶器は弓矢であると確信し、被害者は拉致されて森に放たれて狩りをされたと推測する。モーガンとプレンティスは、森に入り、殺人者はハンティングの知識のあるものだと推測する。捜査から、犯人は2人以上で、親族関係のもの、そして被害者を拉致して計画を立てながら、獲物を狙うハンターのように仕留める事を楽しみながら犯行に及んでいる事がプロファイリングから導かれる。
 そんな時、ボビーという女性が失踪している事が分かる。彼女を捜索すると、森の中で2人の夫婦の遺体を見つける。ボビーはこの夫婦の仲間と共に追われているのではないかと推測され、ギデオン達は捜索を急ぐ。

 久しぶりにリアルタイムでこのドラマを見ました。毎週みている分には感じなかった怒りを思わず倍増させてしまいました。本当に気分の悪い事件です。
 いくら育ち方が悪かったと言っても、あの兄弟に同情する気には到底なれず。そして、最後の被害者になりえたボビーのやり方にも怒りを感じてしまいました。自分から巻き込んでおいて、彼女とかお前とか呼ぶななんてよく言えたもんだ。ボビー役が、「4400」のリリーだから、あのバイタリティーには納得だけど。。。しかし、四角い顔の女の人だなぁ。
 久しぶりに見たら、プレンティスが馴染んでいて驚きました。そうか・・・そんなに私見てなかったんだ・・冒頭の偽FBI男をからかうシーンは、なかなか良かったです。お姉様をだまそうなんて、アホな男を知的にぎゃふんと言わせる彼女たちはステキでした。
 でもねぇ、、、、最後はプレンティスにがっかり。私たちもあの犯人と同じ、犯人ハンターだって。どこが同じなのよ!楽しんで殺しに行っている人と、被害者を出さないように自分の命をはって捜査しているFBIとどこが同じだっていうのよ!その話を聞いて、何も言えなかったモーガンにもがっかり。この違いすら分からないなんて!じゃあプレンティス達は、楽しみながら殺人鬼を追いつめている訳?もっと苦しめ!とか思っている訳?そんな事すら分からず、妙にセンチメンタルになっているなら、プロファイラーだけでなくFBIも辞めるべきじゃないの。
 話もイライラするような嫌な展開の連続だった上に、4400のリリーだけが生き残り、しかも犯人はまたもあっさり射殺。もっと苦しむべきなのに、捜査班だけが心の痛手を負うなんて・・・最後くらいしっかり終わりにしてくれればいいのに、あのプレンティスの一言で、余計にむかついて眠れなくなってしまいました。こんな時、モーガン兄さんにばちっと決めて欲しかったし、ホッチにリーダーの余裕を魅せて欲しかった。ギデオンの深みある言葉でしめくくってくれても良かったのに、どうして、あんな風に更にもやもやを募らせるような終わり方したんだろう。ちょっと制作者サイドを恨めしく思いました。

映画「コンスタンティン」 

コンスタンティン 特別版 (初回限定版)コンスタンティン 特別版 (初回限定版)
(2005/09/02)
キアヌ・リーブス

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【ストーリー】
 人間の世界には、人間の姿をした天使と人間、悪魔と人間の中間の存在である「ハーフブリード」が存在していた。この「ハーフブリード」を見分ける力を持つジョン・コンスタンティン(Keanu Reeves)は、現在末期の肺ガンを患っていたが、将来天国に召されるために、人に害を及ぼす「ハーフブリード」を退治し続けていた。ジョンはこの力のせいで一度自殺を図っており、自殺したものは地獄へ堕ちるとされていたために、ジョンはやっきになって悪魔払いをしていた。
 ある日、ジョンはある悪魔払いを頼まれる。そこで目にした物は、「ハーフブリード」ではなく、本物の悪魔だった。今まで悪魔が人間の世界に現れる事はなく、ジョンは地獄の異変を感じる。
 アンジェラ(Rachel Weisz)は刑事としてキャリアを積んできた女性。彼女の双子の妹が精神病院で自殺したという事実を受け入れられず、なんとか天国に召されるように教会を訪れた彼女は、そこでジョンと出会う。話を聞いたジョンは、地獄で苦しむアンジェラの妹イザベルの姿を見つける。イザベルの死について調べていくうちに、サタンの息子マモーが、最強の霊媒体質の女性の体を借りて、人間界に生まれ出て、人間界を支配しようとしている事が分かる。ジョンは、アンジェラがその女性である事に気づき、彼女を守ろうと闘いを挑む。

【感想】
 「Fallen」に引き続き、また天使ものか・・って感じですが、あちらとは、サタンや堕天使達の扱いが違って、こちらもなかなか興味深い話でした。別に宗教に興味がある訳ではないんですが、最近、どうもこの手の話が面白く感じられます。今まで観たことなかったからかな。
 今回、テレビでの放送で見たので、なんとなくつながりが悪いように感じられました。多分、多少はカットしているのでしょう。もっとじっくり見たい作品でした。
 ひたすら、キアヌが格好いい。なんだろう・・・どんどんあの能面のように冷たい顔に引き込まれていきます。アンジェラを助けるために自己犠牲をしてみせたジョン。でもそれも天に召されるための悪知恵だったのかしら。アンジェラを愛していたのなら、多分キスの一つもしたはずなのに。見るからに色気たっぷりなのに、すごく無機質なジョンがとてもステキでした。
 無機質と言えば、これまた「ナルニア国」の白い魔女でもおなじみのTilda Swintonも出ていました。彼女、本当に血が通っているのかしら。白の魔女じゃなくても、やっぱり真っ白で、蒼白具合が人間離れしていました。今回はとても個性的な髪型で、これもお似合い。天使なのか、堕天使なのか、悪にも善にも見えるガブリエル役は、彼女にぴったりでした。
 アンジェラのRachel Weiszは、映画では初めて見た女優さんでしたが、彼女がちょっと物足らなく感じました。かわいいようなきれいなような・・でもあまり出来る女っていうイメージはないので、違和感があったのかも。キアヌの方が綺麗に見えちゃったりもしたしなぁ。
 驚いたのは、サタンとして登場したアブ様こと、Peter Stormare。「Fallen」のサタンとは随分イメージが違う。1/3の天使を率いて神に抗ったとは思えない風貌(失礼)。しかし、面白いのは、すごく綺麗な白のスーツを着こなしているのに、足下は裸足でしかもコールタールにまみれているように真っ黒でドロドロ。地獄の異常な雰囲気を感じました。ジョンの死を楽しんでいるようなかなり皮肉な彼は、サタンというより死に神っぽいかも。しかし、彼が出た途端、ちょっと中だるみしていた話が急に引き締まった感じがしました。
 バルサザーは、「チャームド」にも出てきたし、悪魔って、「チャームド」でも「スパナチュ」でも目が黒目だけ。あれがすごく不思議。悪魔=黒目って何か意味があるのかしら。白目むき出した貞子も怖いけど、黒目だけでもかわいいどころか気持ち悪いものです。
 この映画、パート2が作られても良さそうだし、ドラマ化されても良さそうなものだけど。興行としてはイマイチだったのかな。まぁ、次やるとしてもキアヌでないと見る気にはなれないかも。キアヌ、本当に格好良かったです♪

Fallen 〜運命の天使〜 

 大変ご無沙汰の更新です。
 あれだけ気合いを入れて更新しまくっていたのに、急にほったらかしでおかしいなと思ってくださる方もいらっしゃったようで、ご心配をおかけした皆様、失礼いたしました♪私は、すこぶる元気です♪
 最近、ちょっと時間が無くて、ドラマが見れずにいましたが、そんな私が久しぶりに見てあっという間にはまってしまったのが、スカパー!のSci-fiチャンネルで放送された「Fallen 運命の天使」という見にシリーズです。1話が1時間半という長いものにも関わらず、2話分は一気に見ました。

【ストーリー】
 その昔、人間を造り愛した神に反発した天使ルシフェルが、共に反旗を翻した天使達と、天国から追放された。その堕天使(フォールン)たちは、その後ルシフェルを見限って、人間達と共存しようとしてきた。そして、そこで生まれたのが、天使と人間との間に産まれたネフィリムである。怒った神は、大洪水を引き起こし、ネフィリムを根絶しようとする。そこで、生き残ったネフィリム達は、天からの使者能天使(パワーズ)によって、命を狙われることになる。ネフィリムたちは、彼らを天に戻してくれる救済者(リディーマー)の登場を待ち、息を潜め行き続けていた。

○第1話

 養父母の元で生活しているアーロンは、18才になったとき、自分が堕天使(フォールン)と人間との間に産まれた子(ネフィリム)である事を知らされる。しかも、彼には、その堕天使たちを再び天国に戻すという能力を秘めた特別な存在、救済者(リディーマー)でもあったのだ。ネフィリム達は、地上で自分の存在をひた隠す必要があった。なぜなら、神が派遣した能天使たちが、ネフィリム達の命を狙っていたからだった。アーロンも同じく能天使(パワーズ)によって、命を狙われる事になってしまう。しかし、救済者である彼の存在を知った元能天使のカマエルによって救われる。アーロンは、養父母との暮らしを捨てて、カマエルと共に旅立ち、フォールン達を天国へ返すという宿命を背負って生きていく決心をする。

○第2話

 カマエルと共に旅立ったアーロンは、フォールンたちを天に戻す能力を身につけ、救済活動に時間をついやしていた。能力を使うと、パワーズ達に居所を知られてしまうので、すぐに追っ手がやってきてしまう。パワーズ達との戦いのさなか、カマエルが深手をおってしまう。カマエルの傷を治せるのは、フォールンであるアリエルだけだった。アリエルの元を尋ねる時、偶然近くの大学に足を運んだアーロンは、そこの学生のクロエという女の子と仲良くなる。クロエの紹介で大学の授業にも顔を出すアーロン。そこで、堕天使と神の関係に詳しいルーカス教授と出会い、天使についての講義を聴く。熱心で、詳しい天使に関する言葉にも詳しいアーロンに興味を持ったルーカス教授は、自分の家にアーロンを連れて行く。そこで、高校時代のガールフレンド、ヴィルマに出会う。彼女もネフィリムだったのだ。彼女を救出する際に、大きな力をつかったせいで、パワーズ達に居場所をしられてしまうアーロン。カマエルがその場をしのいでくれたが、離れ離れになってしまう。窮地に立たされたアーロンの前に、5000年の禁固を解かれた堕天使アザゼルが現れる。彼は、ある人物にアーロンを助けるように指示されていた。そこから、アザゼルの言う「光を導くもの」のところへ予言を聞きに行くことになり、カマエルと別れて出発する。

○第3話

 パワーズに囚われてしまったカマエルは、その翼を切り落とされてしまうが、命からがらアリエルの元に逃げ出し、アーロンの行き先を探しに出かける。カマエルの話を聞こうとしなかったパワーズのリーダーマザリンは、アーロンが真のリディーマーであることを確信し、アザゼルの登場で地上に悪がはびころうとしていることに気づく。アザゼルを倒すためにも、リディーマーが邪悪なものでないことを確かめるためにも、カマエルと合流してアーロンの行き先探しをすることにする。
 そのころ、アーロンは、ある山の山頂付近にある修道院に一人で入り、「光を導くもの」に会いに行っていた。そこでまっていた男は、アーロンの父親だという。かれこそ、一番の天からの救済を求めるものルシフェルだった。今までの悪行を悔いて、早く天に戻りたいと懇願するルシフェルをアーロンは、救済しようとして彼に触れる。すると、ルシフェルの真の悪の姿がアーロンに見えてきた。ルシフェルは、アーロンを使って天に戻り支配しようとたくらんでいたのだった。アーロンとルシフェルの戦いが始まる。


【感想】
 かなり宗教的な背景があるため、この堕天使と神との関係がまったく分からず、最初は苦労しました。アザエルの存在もルシフェルの存在もいまいちぴんとは来なかったけど、神と天使たちの微妙な関係はかなり興味をひかれました。天使というと、優しくて清らかで、美しい存在だと思っていたのですが、この話では、心も魂もない神が創ったものという定義があるらしい。神と訳されていたけど、厳密には創造主で、アザエルがキリストが神の子だという話を聞き、馬鹿にして笑っていたのが印象に残りました。悪魔ルシフェルも、もともとは創造主が作り出した天使の一人というのが、皮肉だなぁと感じました。心を持たない天使が、堕天使としてこの地上に降り立ったことで、戦争や憎しみや苦しみが生まれたと考えるのってとても新鮮で意外でした。天使といっても悪と紙一重なんだもの、何を信じればいいのやら・・・・
 アーロン演じるPaul Wesleyは、マット・ディロン似のたくましい雰囲気の俳優さん。彼の表情からみると、天使とはほど遠い感じだけど、ドラマを見ていくうちに、彼が天使にしかもリディーマーに選ばれた理由が分かるような気がしました。このドラマの天使は強くなくてはいけないもの。彼の羽が黒いのも印象的でした。美しいより、怖いという印象を受けました。
 不思議なことに、天使達の衣装は、私がいろいろな壁画で見たものとはほど遠く、何か少林寺拳法の僧侶のような服装なのも不思議でした。リーダーは中国系なのかと思ったら韓国系アメリカ人の Will Yun Lee。この人、すごくかっこいいの。でも天使には見えない。やっぱり少林寺って感じなのがどうなんでしょう・・・なんて思いました。しかし、苦悩に満ちた表情は非常にセクシーで魅力的でした。確か、CSIマイアミで船で賭博かなにかしたときに出た人じゃなかったかな。
 アーロンを助けるカマエル演じるRick Worthyは、黒人さん。天使というと色白な白人ってイメージだけど、それも凝り固まったものなのね。彼が突然、パワーズからリディーマーを守る存在になったところがいまいちよく分かりませんでした。何せ、1話目は途中から見たし。。爆
 一番不思議な存在アザゼルは、微妙な美男子さん。ひらひらブラウスを着て、ロン毛のウェービーヘアーをなびかせているけど、ちと顔が四角すぎるかなぁ。Hal Ozsan。かっこいいんだけど、何かが変という不思議な俳優さんです。しかし、5000年の禁固刑すごすぎ。

 一番の疑問はすでに地獄の番人となっていたルシフェルが、地獄の底にアーロンによって落とされたということ。どういうこと?もう番人ではなく、自分も地獄に落ちたってことだろうけど。すでに悪魔になってるわけだし。。。。いや、このドラマではまだ悪魔ではないのかしら。
 IMDbを見ると、このドラマ、5話くらいあるんだけど、それを無理やり3話にしたのかな。何か描かれていない部分があるような気がしました。こんなミニシリーズにしないで、シーズン1完結ぐらいで描いてくれれば、どういうことがはっきり分かったのになぁと少し残念に思いました。
 それでも、今回、この意外な天使達にすっかりはまってしまいました。宗教関連の話は分かりづらいけど、神秘的で思わず引き込まれてしまいます。このドラマもそんなドラマでした。